合憲/違憲?   不要/不適? | 営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

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師走のあわただしさにバタバタしていたら、1か月近く間があいてしまいました。

さて、阻害要因「四つの不」を何度も説明してきましたが、これまでにも不適と不要を誤って対応していることが多いことも書きました。
どうもこの不要と不適の認識の誤りは結構一般的に陥りやすいものだと最近あらためて感じています。

営業の話ではありませんが、最近「合憲/違憲」の話題が結構ありましたね。

ひとつは昨年にも書きましたが、安全保障に関しての集団的自衛権の問題です。
もうひとつは昨年末にありました「夫婦同姓」の問題です。

それぞれの合憲/違憲については色々と意見があるかと思いますが、報道を見る限り二つとも共通したズレがあるように思います。

それは必要か否かという主張が多く見受けられたことです。

しかし合憲/違憲は憲法に合っているか、すなわち適不適の議論であるべきだと思います。

集団的自衛権については以前にも述べましたが、安倍政権などの主張は現在の国際環境において必要な安全保障政策の点を述べていました。その主張は分からなくもありませんが、合憲かと言われると首をかしげたくなります。安倍政権の主張は憲法そのものが現在の国際環境に合っていないというものです。ですから憲法改正を行うのが筋だと思いますね。

同様に夫婦同姓の民放が違憲と主張する方々の意見を読んでみましたが、どうも合憲/違憲の議論は筋違いのような気がします。現在の民法が憲法に違反しているかと言われると、そんなことはないような気がしています。違憲と主張される方は、女性が結婚で姓を変えるのはおかしいと言われていますが、それは民法の問題であって合憲/違憲の問題ではないと思います。単純に民法を改正するということだと思うのですが。なにゆえに問題を大きくしているのでしょうか?

どうも議論や説得をするにあたって、この不要と不適の認識の誤りが非常に多いような気がします。
議論や説明をしている本人は気が付いていないのかもしれませんが、結構このために人に受け入れてもらえていないことが多いように感じています。
噛み合わない議論を見聞きすると痛感します。

お客様と噛み合わない営業は特に心すべきことですね。


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