人間国宝の上方落語の重鎮である桂米朝師匠が亡くなりました。
以前このブログでも書いたのですが、私は若い頃に話し方を上達させるために桂米朝の落語で勉強しました。(2014-04-24 正確で分かりやすい説明)
米朝師匠の話の真髄はその描写力にあると思います。
落語のオチは一度聞けば分かっています。話の筋も覚えています。
それでも面白いのですから不思議です。
それは結局その情景の描写力にかかっていると思います。
二流や素人の落語では同じ話を聞いてもちっとも面白くありませんが、一流の落語家の話は面白いです。
今日も追悼ということで昔の米朝師匠のビデオの一部がテレビで流されていました。
やはり面白いです。
名人芸とはこういうことだなとあらためて感じ入りました。
私自身は最近は話す練習などを怠っていますが、今一度初心に帰って勉強しようと思う次第です。
まずは昔に録りだめした米朝師匠の落語を聞きなおそうかな。
ご冥福をお祈りいたします。