過去の話を蒸し返さない | 営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

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3K(勘、経験、気合)で語られる営業ではなく理論的に体系だった手法により、第一線のセールスのスキル向上とともに適切な部下の指導や業績管理を行い会社に貢献できる管理職、経営者の一助となる。

営業の反省会議の際に本当によく見かけるのは、過去の失敗を蒸し返す上司です。

ある案件の反省会をしているのに過去の失敗の話を持ち出して、「いつもお前はXXXXXXだ!」とか「大体普段からお前はXXXXXだからダメなんだ!」とか叱責する上司がよくいます。
これは反省会をする上で最も避けなければならない発言だと思います。

失敗した当人も反省をしようとしているわけですが、過去の話を持ち出されるとそこで反発心が芽生え聞く耳を持たなくなってしまいます。
反省会では対象となる事由に限って指導すべきです。
普段から行いが悪いと言う上司もいるでしょう。でも、普段の行いを改めさせるには別の場を設けて行うべきです。
異なる事象について叱責をするのは百害あって一利なしだと思います。

なぜこのような上司が多いのでしょうか。
私が思うに、部下の失敗を指導するにあたって上司自身が正しく分析が出来ていないからでしょう。
したがって、対象自由だけでなく過去の他の自由を持ち出すことに違和感を感じないのでしょう。

本人の普段の言動や考え方を指導するのと、ある事由に関しての反省とは明確に分けて行うことをお勧めします。

ところで、世の中には上司部下の関係に限らず、過去の話を蒸し返す間違いを犯す例を多く見かけます。

先週でしたか、民主党がNHKの籾井会長を招いてNHKの経営計画を聞く会議で、過去の発言を糾弾し、紛糾したというニュースがありました。
籾井会長のこれまでの言動については私もいささか疑問を感じてはいました。
ただ、経営計画を聞くという場で過去の話を蒸し返すのはいかがなものかと思いますね。
質問する議員のパフォーマンスのような気がしてなりません。
会議を身のあるものにするという意図よりは、ただただ糾弾することが目的と言う気がします。これでは会議を開いた意味がありません。
どうも民主党にはこのような、身のある議論よりは単に糾弾をすることが目的のような行動が多いような気がしてなりません。
野党第一党として期待はしているのですが、これではとても期待に応えてもらえそうにはありません。
安倍首相の「批判ばかり」という指摘にも悲しいかな反論できませんね。