フランチャイズ・プレーヤー | 営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

3K(勘、経験、気合)で語られる営業ではなく理論的に体系だった手法により、第一線のセールスのスキル向上とともに適切な部下の指導や業績管理を行い会社に貢献できる管理職、経営者の一助となる。

気がつけば丸二週間更新していませんでした。
長いお盆休みになってしまいました。
まだまだ暑さが厳しいですね。とうとう夏バテになったようです。

アメリカのプロスポーツ界では一つのチームだけで現役を続ける選手を敬意を込めて「フランチャイズ・プレーヤー」と呼ぶそうです。
現在の大リーグでは、ヤンキース一筋20年、今季限りで引退するデレク・ジーターが代表格です。
メジャーデビューから同じ球団で10年以上プレーしているのは12人だけ。今季開幕時にベンチ入りした30球団計750人の2%にも満たないとのことです。

現代の傾向としては多くの優秀なプロスポーツ選手はさらなる活躍の場を求めてチームを渡り歩きステップアップをしていきます。
つい最近もW杯で活躍したハメス・ロドりゲスが100億円以上といわれる移籍金で移籍しました。スペインやイタリアのリーグではそのようなステップアップを図る各国エース級が集まっています。
日本でもJリーグからヨーロッパに移籍してステップアップを図るのが当たり前になってきました。プロ野球も大リーグに挑戦するのは当然と思われています。
確かに昔は選手の流動性は低かったです。ペレはサントス(ブラジル)、ベッケンバウアーはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)としか考えられませんでした。

営業はプロスポーツ選手とよく似ています。
営業としてのプロフェッショナル・スキルが身についていれば、どこの会社・業界でも通用します。
したがって優秀な営業が転職するのは、他の職種と比べて容易です。自分のステップアップのために転職する人も数多くいます。

私自身は転職をした経験はありませんが、営業はステップアップのための転職を意識しておくのが良いのではないかと思っています。
そうすることによって自分のスキルを常に評価・反省し向上させるモチベーションを保つことが出来ます。
一つの会社でトップ営業になり、そこでお山の大将になってしまうと成長が止まってしまいます。

もちろん人生に対する考え方は人それぞれですから、転職を必ずしもお勧めしているわけではありません。ただ、この人のスキルならもっと良い待遇を得られるのになぁと思う人をよく見かけるのも事実です。

しかし転職をしない、「フランチャイズ・プレーヤー」を見るとそれはそれで素晴らしいなと思います。
ファンならずとも敬意を表します。
私はイチローはヤンキースに移籍せず、弱小のシアトル・マリナーズでずっと頑張って欲しかったなと思っていました。