昨年、NHK朝ドラ「あまちゃん」が終わって「あまロス症候群」なるものが出現したそうです。
今の私は「W杯ロス症候群」に陥ってしまっているようです。
閑話休題。
さて、本題に戻しまして営業の売り上げを2倍にすることについて考えましょう。
(参照: 2014-05-23 売上を2倍にしよう)
① 案件を多くする
② 成約の精度を高める
③ 営業の活動を速める
の3要素を26%ずつ向上させれば2倍が達成できると書きました。
これから、「活動を速める」にはどうすればよいかについて見ていきます。
「お客様の都合があるからそうそうスピードアップなんて出来ない。」という人もいます。
たしかに我々がコントロールできないお客様の時間があります。しかし、それを口実にコントロールできる活動をコントロール出来ていない人もよく見かけます。
料理を作るのに段取りのいい人とそうでない人がいますよね。
素材を焼いたり煮たりする時間は普通は変えられません。(圧力鍋や電子レンジで少しは可能ですが、それはおいといて)
これは段取りのいい人も悪い人も同じ条件です。
段取りの悪い人って極端なことを言えば、お湯を沸かす間ずっとヤカンを見ていて他のことをしてないのですね。
これは極端なので誰でもそんな人は要領が悪いと思うでしょ。
ところが営業でも似たような人が大勢います。
多く見かけるのは、お客様のアポを取るのに資料が出来てからアポを取る営業です。
私が客の立場で接した営業でも結構いましたね。
一度会ってお客様に説明を行い、色々と条件を頂いて見積もりを出すことになったとしましょう。
その場で次のアポを取りつければいいのに、「見積もりが出来たらご連絡します。」とその日は終わり、2~3日、ひどい時には1週間経ってからアポ取りの連絡をします。その結果お客様が次に見積もりをもらえるのは当初の期待より2~3日から1週間後になります。1回でこれだけの日数をロスしてしまうのですから、何回も商談が必要な場合ですと、すぐに1ヶ月の遅れになってしまいます。それ以上に問題なのは間延びしてしまってお客様の購買意欲が冷めてしまって商談自体がなくなる危険性も出てきます。
実はこんな小さなことの積み重ねが商談のスピードを遅らせてしまっているのです。