英語の得意な人、英語を勉強しようとしている人にはいつもお勧めしていることです。
それはBusiness Weekを読んでください、ということです。
私は外資系のグローバル企業にながらくいます。
一時期は営業として外資系グローバル企業を担当していました。その時期は社内外とわず外国人幹部とのコミュニケーションが日常茶飯事でした。
彼らの共通の情報源はBusiness Weekです。それで私もBusiness Weekを読むようになりました。
しかし、Business Weekを読む効果を実感したのは、その後日本の一般企業を担当した時でした。
Business Weekを読んでいて気がついたことがあります。
それはBusiness WeekのCover Storyが一カ月ほどすると日経新聞や日経ビジネスなどに特集記事が出るのです。もちろん中身は焼き写しではなく独自取材が加えてあります。
そこで、お客様が興味を引きそうなBusiness WeekのCover Storyの内容をそれとなくお客様に話題として出してみました。
最初の内はお客様も聞き流していました。しかし、一か月ほどすると日経新聞に似たような記事がでます。「どこかで聞いたことあるな」とお客様は感じます。それが何度か続くとその情報源が私だと気がついていただけます。
そうこうしているとお客様は私から聞いたBusiness Weekネタを社内で披露します。
私はお客様の情報源として、情報をGiveしお客様はTakeするのです。
社長をはじめとする経営者層になればなるほどこの類の情報は重宝されます。
お陰でデシジョン・メーカー(意思決定者)からの厚い信頼をいただくことができました。
「社会人になったら日経新聞」とか言ったキャッチコピーがあったように思います。
日経新聞は宣伝上手ですね。
ビジネスマンのほとんどは日経新聞を読んでいます。貴方も読んでいることでしょう。そして、お客様も。
日経新聞で読んだことをお客様に話したらどうなるでしょうか?
共通の話題にはなるかもしれません。
でも、お客様にとって何の新しい情報でもありません。
貴方は情報をGiveしたつもりかもしれませんが、お客様はTakeしたなどとは感じません。
私のBusiness Weekの件でもそうです。
外国人幹部に話をしても別に喜ばれません。
でもBusiness Weekを読んでいない日本人経営者には喜ばれました。
他の人と同じものを読んでいてるだけではGiveできるような情報は得られません。
日経新聞の情報ではダメなんです。
私は時間と費用を考えて日経新聞の購読をやめました。
その時間と費用で他のものを読むようにしました。
日経新聞を読んでいないと困らないか、と思われるかもしれませんね。
私の経験では全く困りません。
好きで読むのならいいですが、読まなくてはと思って読むくらいなら、他の何かを探してみてください。
私の場合はたまたまBusiness Weekでしたが、外国誌でなくてももちろん構いません。
あ、最後に一言。
これは十分な営業経験、ビジネス経験のある人への話です。
社会人一年生、営業一年生は最低限の知識を得るためには日経新聞程度は読んでおかないといけませんが。