プロフェッショナルへの道 | 営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

3K(勘、経験、気合)で語られる営業ではなく理論的に体系だった手法により、第一線のセールスのスキル向上とともに適切な部下の指導や業績管理を行い会社に貢献できる管理職、経営者の一助となる。

プロフェッショナルとはアマチュアとは何が違い、何が必要なのかについて述べたいと思います。

プロというのはそれで「飯を食っている」というのが基本です。
そのために勝負に対しての執念が違いますし、ましてやアマに負けるなど恥です。
ですから第一に必要なのは圧倒的な実力です。
今貴方はこれ以上の成績は無理だと思っているかもしれません。
でもまずは今の売り上げを2倍にしましょう。

次に必要なのは組織への貢献です。
会社がなりたってこそ雇用があり、給料をもらえる=飯が食えるのです。
少しばかり優秀と見られる営業は自分1人売上を上げているからいいじゃないかと思っている人が多いようです。
しかし結構「困った」営業なんですね、実は。経営者や管理者の目から見ると。
企業経営において重要なのは資金繰りです。いくら会計上売上をあげ、利益があがっていても資金繰りが行き詰まれば倒産します。いわゆる黒字倒産です。
資金繰りのために会計・経理部門は働いています。
営業は直接資金繰りに走り回るわけではもちろんありません。
資金繰りはどのように行うのでしょうか。簡単に言えば入金の見込みと出金の見込みを正確に算出し、足りなければ銀行などからお金を借りる、余れば無駄が生じないように借金返済や運用を行います。
このことに関して営業の仕事は正確な売上や利益、売掛金回収の見込みを経理部門に知らせることです。
実際は多くの営業の売り上げ見込みはいい加減です。

そして三つ目はタフネスとコンディショニングです。
プロ野球の選手は年間130試合以上行います。プロゴルファーは週4日のトーナメントをシーズン中は毎週出場します。
囲碁ならば持ち時間5時間の対局などがありますが、秒読みなどもありますので、朝から始めて夜中までかかって一局を打ちます。名人戦の挑戦手合いなどは一局が二日がかりです。
体力・精神力は並大抵のものではありません。しかもそれを試合に向けて調整して好調を出来るだけ維持しなくてはいけません。
アマチュアとは比較になりません。
営業の場合には体の健康管理はもちろんですが、他のサラリーマンと比べて精神的なタフネス、メンタルタフネスが重要なことはおわかりでしょう。
もちろん最初からタフなわけではありません。長い期間をかけて築き上げていくのです。
いくら能力的に優秀な営業でもメンタルが参ってしまってはたまりません。常に高いモチベーションを保ち、困難に立ち向かえるようにしましょう。
逆に、管理職の方は部下のメンタルにもっと気を配って欲しいと思います。いわゆるブラック企業では営業を使い捨てのようにしているようですが大間違いだと思います。営業は金の卵を産む鶏です。殺してしまったり病気にしてしまっては元も子もありません。

それぞれについてこれから述べていきたいと思います。