「私は営業に向いているのだろうか?」
新たに営業に配属になった人や営業をやっているが成果の上がらない人がよく抱く疑問ではないでしょうか。
経理や研究などどんな仕事でも向き不向きというものはあります。
上位1%(100人の中のNo.1)に入るようなトップセールスマンになるには適性が必要かもしれません(同時に運も必要だとは思いますが)。
しかし営業成績の上がらない原因が「不向き」であることはあまりないと思います。
巷でよく語られる「営業の適性」というものについて、私には二つの疑問・異論があります。
一つはよく言われているような適性は本当に正しいのか、です。
たとえば話すのが得意という人が営業に向いているとよく言われます。しかし多くの優秀な営業が意外に口下手であることを私は見てきました。話が上手だがあまり売れない営業というのもよく見ました。営業は落語家じゃないですからね。
また社交性が必要ともよく言われますが、やはりそうでない優秀な営業も数多くいます。
私自身、高校時代の友人から「人見知りの強いお前がよく営業をできてるね。」とよく言われましたし、若いころはお客様からストレートに「営業に向いてないんじゃない?」と言われました。
二つ目は、売れない理由として個性を持ち出し適性がないと言い訳をしているのではないのかという点です。
「私は口下手だから売れない。」と言う人がいます。
でも売れない理由、即口下手というのは論理の飛躍がありすぎますよね。
売れない理由を一歩ずつステップを踏んで考えていくといくつもの理由が段階的に浮かび上がってきます。その理由を分析して対処できるなら別に口下手が理由で売れないということにはならないわけです。
すなわち正しい営業理論を持っていれば「適性」などという言葉に振り回されることなく、自分の個性を活かしていくことができると思います。
このブログでは「普通の人」が営業成績をあげることのできる理論をご紹介していきたいと思っています。