初版発行 昭和44年12月7日

 

目次

 

育児の最初の問題

人間を育てるということ 1

裡にある力

胎内の要求

人間を育てるということ 2

話しかけ、話しあい

栄養 減らして与えること

成長過程としての子供の病気

 

妊娠中の生活

母体の要求を尊重する

妊娠初期〈胎児の頭の良し悪しに影響する〉

妊娠と泌尿器障害

異常妊娠の場合

腹帯はしないでよい

妊娠中期と食べもの

胎動と胎児への話しかけ

母体と胎児への愉気

妊娠中の運動

 

整体による出産

出産は自然のもの

体は産むことを知っている

安産しにくい体

出産を手伝う時の心得

最初に起きる時期〈分娩後の起き方次第で出産は美容法〉

お産をすると太る人

太るやせるは骨盤の開閉による

やせる体操

起きる時期を誤った場合の処置

出産の後

 

生後十三ヶ月

赤ちゃんの快感

赤ちゃんの栄養

母乳の時期

補食から離乳まで

赤ちゃんの睡眠

赤ちゃんの入浴

 

附 補食の手引き

 

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整体における出産。

 

自然なお産の推進という意味では数多くの自然出産法と同じ考えだけど、整体の出産はさらに一歩進んでいる。

はじめて知った時、僕の目から鱗が落ちて、背後に劇的な効果音が鳴り響いた。

 

それは、お産を通して、整体(整った体)を目指すということ。

 

つまり、出産を一つの健康法ととらえる。

女性は出産を通して、よりその人らしく、溌剌として美しくなる。

 

テレビのドキュメンタリーは大抵こうだ。

 
赤ん坊は中々出てこず、促進剤を打ち、待機する。出産時、あまりの痛さに女性は泣き叫び、夫はその周りでなすすべもなくうろうろする。そして、やっとのことで誕生した赤子を抱え、医者、夫婦で涙ながらに喜ぶ、めでたしめでたし。
 
あまりに悲壮感が漂い、僕たちは出産が苦しく痛く大変なものだと思わされてきた。
もちろん実際そういうこともあるのだろう。
 
けれど、本当は、もっと、楽にスムーズに産むことができる。
それを最初にはっきりと言ったのが野口晴哉師だった。
 
我が家も、出産を整体式で行なった。
お産婆さんの腕前もあり、初産ながら、実に早く、何のトラブルもなく生まれてきた。
こうした現実は中々に知らされないのはなぜだろう。
 
不安で危ないものと宣伝していた方が都合が良いのだろうか。
 
話は戻るが、本書は野口整体における、出産育児のエッセンスが詰まっている。
出産関係について書かれたものは全生社の「誕生前後の生活」、「女である時期」、「人間の探究」あたり。
それと昭子さんの本がおすすめ。
 
どれもお母さんやそれを援助する人に向けてということもあるのか、平易で読みやすい。