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今回は、南禅寺別荘群の1つである『白河院』に行ってきました。
ちょうど紅葉のシーズンだったので、7代目小川治兵衛の庭のもみじが赤く染まって、庭の美しさがより際立っておりました。
『白河院』は現在、日本私立学校振興・共済事業団が運営する宿泊施設となっています。
宿泊施設なので宿泊もできますが、少し休憩したい時などはランチもできるようです。
ブログ管理人が行ったときは、婚礼?披露宴?が行われておりました。
ブログ管理人は、少々お願いして庭を見学させていただきました(ありがとうございました)。
『白河院』の歴史は、平安時代までさかのぼります。
平安時代、『白河院』は、太政大臣・藤原良房により建立され、のちに藤原師実により白河天皇(初めて院政をしいた天皇)に献上。白河天皇は後にここに現在の『平安神宮』や『京都動物園』を含む広大な寺院『法勝寺』を建立しました。しかしながらこの『法勝寺』は、鎌倉、南北朝時代に火災で廃寺となってしまいます。
その後、大正時代になり、1919年呉服商をしていた下村忠兵衛のお屋敷として、当時、関西を代表する建築家・武田五一によって、洋館、和館(現在は和館の1部しか残っていません)、七代目小川治兵衛により池泉回遊式庭園が造られました。
現在、宿泊施設になっておりますが、庭は当時のままの姿で見ることができます。
庭への入り口となっています。
庭に入ると、やや大きめの池になっています。
こういう池に遊び心でおかれた石の配置が景観的に秀逸ですね。
さすがは7代目小川治兵衛(植治)ってところですね。
そして飛び石に置かれた石で川のようになっている水の流れを渡り少し登っていきます。
もみじが陽の光に照らされてとてもきれいです。
小高くなっているとこから見た水の流れ。石が苔むしていて心が和みます。
降りてくると滝になっていました。
先ほどの滝から落ちた水は川となり、池に流れていきます。
この庭は松が多く使われていますねぇ。
やはり七代目小川治兵衛ともみじのコラボは最高ですね。