藤宮さらです。

いつも、嵐さん、ニノちゃん記事を見に来てくれてありがとうございます。

 

前回、下記をご紹介しておりますが、

続きを読みたいのに、うまくいかないというお声をいただきました。

なので、ちょつと解説させてください。

 

諸事情で画像を変更いたしてますが、

中身は同じです。

 

私もスマホのこの手の操作が超苦手なんです。

お問い合わせいただいて、メアドに問題がでるとは知りませんでした。

本当にお手数をおかけして、面倒でごめんなさい。えーん

 

下記のリンクに飛んでください。

 

 

↓noteのページに飛びます。
 
ずっと無料エリアを読んでいくと・・・
 
ここから、小説が読めなくなります。
Twitterをお持ちの方は、応援購入されると安くなるのですが、
ちょっと操作が面倒です。
 
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アドレスが、
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超不便でごめんなさい
 
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下記の画面が出れば、大丈夫かと・・・
 

 

 

 

 

ここから、前回の記事。。。。。。

 

実は私、元小説家(副業)で、アイドルものの小説を出版しておりました。

kindleなどいろんなWEB書店で販売してきたアイドル小説があります。

この度、出版元の扶桑社さんとの契約を修了しましたので、

こちらで公開できることにしました。

前編に、たくさんのいいね、ありがとうございます笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

タイトルからして、誰かさんをイメージして書いているのは

お気づきかと思いますてへぺろ

つーか、当時、こんな恋愛映画みたいなのも演じてほしかったなぁと。

12年前の作品になりますが、みなさんに読んでいただきたくて、

年末年始、短期連載をすることにしました。

 

お時間あったら、読んでくださいねウインク

回想シーンが終わって、大人になった二人の再会の話です。

 

 

 

スタートはこちらから。

 

 

元カレは小悪魔アイドル
 
 
10年ぶりの再会


それから、10年後の現在

コマーシャル撮影のスタジオで。

あの少年だったハルキが、立派な青年になって。

わたしの目の前で、仕事している。

あの頃と変わらない、極上のアイドルスマイルをカメラに向ける。

ハルキのアイドルっぷりは、大したものだと思う。

完璧に演じているのだろう。

みんなが望んでいる「AGE」のアイドル像を。

彼の成功を、わたしはずっと切ない想いでみつめてきた。

色々な女優さんたちと、浮名を流しているけど、わたしは気にならなかった。

ハルキが幸せなら、それでいい。

わたしにとって、あの輝いていた初恋が、
彼のすべてだから。

そのままフリーズさせて、
色あせることなく、心にしまっている。



カットがかかる。

メインシーンが終わって、セットチェンジになる。
 
ハルキは、セットから出ると、スタジオを見渡している。

モニターの前で、一人で佇んでいるわたしを見つけると、ハルキは迷うことなく、まっすぐにわたしの方へ歩いてくる。

「よう、ひさしぶり。
 結衣、元気だった?」

あの頃と変わらない人懐っこい笑顔を向ける。

タイムスリップしたように、あの頃の二人の距離感が戻ってくる。

あんなにつらい想いをして別れたのに。

「わたしのこと、よくわかったわね」

「そりゃ、そうでしょ。
 いい女になったよな。美人秘書さん」

ハルキは、ちょっぴり眩しそうに、わたしをみつめる。

その眼差しが、わたしの封印した心を揺らす。

そりゃ、そうでしょ・・・
その言葉の真意が知りたいと思った。
 
わたしのことを覚えていてくれた。

それって、10年間、
わたしの記憶は、ハルキのどこにいたのだろう。

露出の多い彼を見続けた、
わたしの10年とは、明らかに違うから。

「あの後、すぐにモデルやめたんだってな。 
 もう、こっちの仕事はやらないの?」

ハルキが、わたしの消息を追ってくれていた。
それだけで、切ない想いがこみ上げてくる。

「わたしには無理。
 あの世界は好きじゃないし。
 フツーのOLで十分よ」

「そっか…。
 会社じゃ、さぞかし、モテるんだろうな」

ハルキが手の届かないものを、みつめるような切ない眼差しを投げる。

「そういうハルキこそ、知らない人はいないトップアイドルじゃない」

「『AGE』はトップでも、おれはそうでもないから。
 無人島に一緒に残りたくないナンバーワンだからさ」
ちょっと小首を傾ける癖も昔のまま。

「そういう、役回りを自分から買って出るからでしょ」

「変わんねぇなぁ。
 そうやって、ズバってつっこむとこ」

ハルキは、本当に昔みたいな笑顔をくれる。

10年たっても変わらない時間が流れる。 

その時。

まわりにいる社員たちが、わたしたちをじっと見ているのに気付いた。 

一般人が、スーパーアイドルと親しげに談笑している。
フツーでは、ありえない光景だから。
わたしは、今の自分の立ち位置に引き戻された。

宣伝部の女の子たちが、わたしたちのところに、おずおずとやってくる。

「あ、あの・・・お知り合いなんですか」

その子たちは、わたしの横に来て、そっと聞いてくる。
わたしは一瞬、なんて答えようかと言葉を飲んだ。

「おれ、この人の元カレだから」

なんとハルキは、
サラッと、とんでもないことを言う。

「うっそーーー!」

その子たちは口に手を当てて、驚いている。

「あわわっ、し、失礼しました」

女の子たちは、あわてて散っていく。

「なんてことを言うのよ」

わたしは呆れていた。

「噂はすぐ広まるね。
 これで変な男は、結衣にちょっかい出さなくなるよ。
 おれと比較されたくないだろうしな」

ハルキは、いたずらが成功した子供のような顔をする。

「もう、わたし、一般人なんだから。
 会社で目立ちたくないんだけど。
 また女の子たちに敬遠されちゃうじゃない」

「それはどうかな。
 接点なさそうな女の子まで、君に聞きにくるよ。
 ハルキってどんな人なんですかって。
 ネットワーク拡がっていいんじゃない」

ハルキは、瞬時にそこまで計算して、
あの言葉を言ったらしい。

自分の発言が、世間に及ぼす影響をわかっているから。

きっと日頃から、こんな調子で、周りの状況を読んでいるのだろう。

でも、何よりも、わたしの会社での立ち位置を、彼なりに考えてくれたことが嬉しかった。
セットの準備ができて、ハルキが呼ばれる。

「おれのアカウント、harukiXXXXXXX」

ハルキは自分のラインアカウントを口早に私に告げて、ライトの中へ帰っていった。



二人の未来


その夜、ハルキからラインが入った。

今日はズケェ、びっくりした😲
久々に会いたいんだけど。。。💖
🏠、来れる?
侵入ルートはコチラ⇒******


セキュリティ万全な彼のマンションへの入り方が書いてあった。

絵文字が多い・・・・💦

10年もたつと、アイドルキャラが普通になるのかも・・・。

彼の住まいは、あの頃の中目黒のワンルームマンションとはちがって。

溜池山王にあるリッチな億ションの上層階になっていた。

彼に通された部屋は、メゾネットタイプになっていて、
吹き抜けになったリビングの大きい窓から、夜景がキレイに見えた。

遠くにレインボーブリッジまで見える。
まるでドラマのセットみたい。
今まで画面越しに見てきたハルキがいるから、よけい錯覚しまう。

「何か飲む? 
 結衣ってワインとか好きそう。
 それでいい?」

大人になったハルキは、やっぱり、あの頃とはちがう。

そう言えば、あの頃はまだ、お酒なんて飲めない年頃だった。

でも、わたしの好みを当てちゃうところは、さすがだ。

「うん。ありがとう」

二人で、グラスにワインをついで乾杯した。

ひとしきり、あの頃の思い出話に、ハナが咲いて・・・。

でも、わたしが本当に話したかったのはそんなことじゃなかった。

失った10年間のハルキの気持ち。

いくつも恋をしてきただろうけど、
わたしのことを忘れてなかったから。

ふっ、会話が途切れて・・・。

わたしは思い切って、聞こうと思った。

だって、ハルキに会えるのは、今日だけかもしれないから。

「あのね、ちょっと、
 聞いてみたいことがあるんだけど・・・」

わたしは、ちょっと言い淀む。

「なに? 
 おれ、今、
 つきあってる彼女ならいないよ」

「 !! 」

わたしは、ハートを打ち抜かれた気分になった。

すごい直球を投げてくる。

確かに、それは聞いてみたかったけど・・・。

願わくば、あの日に帰りたいけど・・。

「ううん。
 そういうことじゃなくて・・・」

「なんだぁ・・。
 結衣には、男がいるのか」

ハルキは残念そうな顔をする。

なんて、思わせぶりな態度をするのだろう。

あんなにつらい想いをして、別れたのに。

彼は、やっぱり本音が見えない。

「・・わたしも、
 だれともつきあってないわ・・・」

その言葉に、ハルキは真顔になって、わたしをみつめる。

「で、なに? 聞きたいことって」

「別れたあの日、
 ハルキは、本当は何を望んでいたの?」

そう・・・あの日。

ハルキは、『おれと別れられる?』と、だけわたしに聞いた。

きっぱり別れてほしいとか、
隠れてつきあうとか、
彼なりの選択肢を聞かないまま、別れたから。

わたしは、ずっとその想いを引きずっていた。

「・・・・・」

ハルキは、答えないまま、ずっと窓の外を見つめる。

「・・・・あの時は、ショックだったなぁ・・」
 
 
続く
 
続きは、Noteに〈再会〉の後編を全部掲載しました。
⑦からは有料公開となっていますが、よかったら読んでくださいね笑い泣き
これからが面白いのよ。

こちらをリポストすると、100円引きの200円です。

kindleとかの電子書籍では、前後編合わせて、約800円くらいしていたのですあせる