凡愚の万夫不当な日常 -3ページ目

ギィー

近くにあるスーパーでのこと。今日の晩御飯は何しようかなと野菜コーナーにて悩んでいると、ふと見慣れないきのこが。白い、やけに白い。なんだこれ?ブ、ブナピー??これはあれか、アルビノ種とかそういうのかな。妙に毒々しい。ワライタケとか、そんなものを連想してしまった。

でもまぁ、最近きのこ類を食べてなかった。というわけで、今日はきのこ料理だっ!と思い、ブナピーはパスし横のエリンギを・・・・

エ、エ、エ、エ、エリンギィー????語尾長っ!よく田舎の食堂とかに入るとカーレライスとかあるけど、そんなもんじゃない。なぜわざわざ伸ばす?

とにかくこれは写真を撮らなければ。おばちゃんに不審がられながらも撮影成功。もう我慢できない。笑いが全身の毛穴から出てしまう。そそくさとその場を離れ、気分が冷めるのを待っていた。

そういえば今日の晩御飯考えてたとこだった。仕方なくまたもとの場所に戻りもう一度、エリンギィーを確認。お?なんだ横に矢印があるじゃないか・・・たぶん語尾上がりで発音するんだろうな・・・よし、こうやってこうして、、、と・・・うむ、完璧だ。

と、いうわけでまた写真を一枚。これで誰もが正しい発音が出来るようになったことだろう。今日は良いことした。うん。では帰るか。


・・・・・で、結局何しに行ったんだ、俺。
注)あとで矢印を元に戻しておきました、という噂。

嗜好の変化

近頃、油っぽいものが食べれない。多少は食べるが、昔ほどいっぱい食べれることはなくなってしまった。特に前述の大食いバトル以降、一層加速しつつある。チーズバーガーでさえ胃もたれの原因になってしまってるのは、何か異常があるに違いない。

かつてマクドでチーズバーガーが89円だったころ、お恥ずかしい話だがほぼ毎日足しげく通い、主食となっていた。飽きがすぐ来るのだが、次の日に残らないで、また食べたくなる衝動に駆られるのだ。

そんな大好きなチーズバーガーを胃が拒絶している。そういえば人は25を越えたあたりから嗜好に変化が出て、特に焼肉が食べれなくという話を聞いたことがあるが、そんなこと自分には関係のない話だと思っていた。

しかし、これは意外と当たっているかも知れない。確かに何食べたい?って聞かれると大抵、寿司と答えてる。焼肉食いてぇ~というセリフをここ数年発していないことに気づいた。なら言ってみるか。

というわけで、今日の晩御飯は焼肉だったのだが、やはり昔のようには食えない。肉が食えないのかと思ったが、意外とウィンナーがいける!と思い、そればかり食べていたら怒られてしまった。肉よりシャウエッセンのほうがうまいのだから仕方ない。

ウィンナーも肉だろうという突っ込みは無しにして。とにかく今は胸焼け絶好調。体中から肉の脂がドロドロと流れ出そうなほどに今の自分は脂っこい生物になっている。息だけでも福山になろうかとガムを噛むがそれがまた、タレの味と奇妙なハーモニーを醸し出してより一層不快な気持ちになった。

そろそろまた検診の時期が来る。今年こそ避け続けた胃カメラを飲むことになるのだろうか。苦しみに悶絶し、流す涙はとても切なく、そして冷たい。

値切り道

引越ししたものの、我が家の耐久消費財(電化製品)が何もないのはさすがに不便になってきたので、思い切って全部買ってしまおうと思い立ち、勝負服に着替え街に出た。

一店舗でまとめ買いするのがいいだろうと、某コジ○に赴いたのだが、決算期ともあり、なかなかの安売りぶりであった。どれが良いかと物色して、ある程度決めてから店員さんを呼んでみた。

自分の中では、もうそれだっ!って品は決めているのだが、もう僕買っちゃいますってところを出すと足元見られると思い、どうしようか悩んでるんだ~という安い芝居をして、商品説明に耳を傾けていた。

電気屋というのは、関西系と関東系ではタイプが違うらしく、関西系は値切ってナンボ、関東系はもう値引きした値段を公示してそこからは落とさないという売り方らしい。

予備知識として、そのことは分かっていたが結構まとめ買いすることだし、言えば多少安くなるんじゃないかと思ったので、思いっきり「あとまだたくさん買うんでもっとマケてぇや」と店員さんに詰め寄る私。

もうこれで赤札なんですぅ~と恐縮しながら値引きは出来ないという店員さんにさらに「値引けないならなんかオマケしてよぉ」と攻撃。それも出来ないという店員さんの反撃に私は「おまけおまけおまけしてぇぇぇ~~~ミド○電化はもっとオマケくれるぞぉ!」とスターマインのような追い討ちをかけた。

「すいません出来ません」

・・・ですよね。私のいやらしくも恥ずかしいオマケして攻撃は悲しい余韻を残して弾切れになってしまった。

まあ他に行くのも面倒だし、またこんな精一杯になるのも嫌だったのであっさり妥協。自分は弱い人間だと思いながら、総額約20万近くの大金をお支払いしました。

昔は粘ればなんとかしてくれたのになぁ。時代は変わってしまったのかな。買い物した喜びよりも、虚しさが勝ってしまいとても複雑です。

大盛り爆盛り

大盛りは美しい。大盛りは若さの美学であり、ある意味登山である。制覇するまでにはいくつもの困難に打ち勝ち、勝利者だけが味わうことの出来る孤高の悦び。あくまで普通の大盛りの話ではない。俗にいう『爆盛り』のことである。

最近外食する機会が多くて、週3~4くらいで出かけるのだが、どうも近頃飽きてきてしまった。胃の調子も良くないらしく、あっさり系で済ましてしまうからであろうか。

と、いうより行くところがだんだんパターン化してきたようだ。学生街に住んでいるので食べるところに困ることは無いが、どうも怪しげな店が多くなかなか一人では入れないのだ。

日ごろのマンネリを解消すべく、ちょっと危険な路地に入ってみることにした。入り口にはラーメン300円という表示。前から気になっていたのだがついに潜入することを心に決め、暖簾をくぐる。

汚くも無く、きれいでもない店内。しかし所狭しと掲示されたメニュー群。どれを頼もうか非常に迷ってしまう。その中で一番ベタで安全?っぽい『ラーメンチャーハン定食(580円)』を頼むことにした。

店の奥さん?に注文を告げると、「チャーハン大盛りしなくていい?」と言われた。おそらくこれは私に対する挑戦状だ。私は「あ、大盛りでお願いします」と、最初から言おうとしてたけど忘れてたと言わんばかりの顔で返答した。

悲劇はすでに始まっていた。ご飯が来るまで暇なので店内を見回すと気になることが書いてあった。

「当店の大盛りは分け合って食べることを禁止します」

これは・・・・ナニ?食べれない人のを食べてあげることはOKらしいが。分け合って食べるもんではないということは??

その答えはすぐに分かった。斜め前のいかにも食べそうな学生が私と同じものを頼んでいたのだが、ラーメンは普通。しかしチャーハンは日本昔ばなしのご飯のようだった。

山だ、山。なんという恐ろしいことをしてしまったんだ。ガクガク震える私の前についにその悪夢が運ばれてきたのだった。全部で何kgあるんだろう。自信満々に大盛り!って言った手前残すことは出来ない。しかも残す=敗北なのでこれだけは避けなければ。

ふと滋賀の某食堂を思い出した。あそこもすごい量で、しばらくオムライス恐怖症になったのだが、今度はチャーハン恐怖症になってしまうかも知れない。それにしてもあの学生、よく食べる。ペースが全く落ちないのだ。

胸焼けは確実で、もしかしたら3日くらいご飯いらないんじゃないかなぁと思いつつ箸を進める。うむ、やはり重い。ガツンと胃にダメージを与えてくる。じわじわとボディーブローが胃を灰にしていたが、それでも約半分を押し込み、いよいよスパートをかけようかと思ったその時

「ぐふ」(ランバラルではない)

という音と共にあの学生が箸を置いてしまった。よく見れば私の方がよく食べている。全部食べれなくてもこいつには勝てるかも知れない。いや、まてよ。これは奴の作戦で、一気にラッシュしてくるんぢゃないか?

これは私と学生と店の戦争だ。ノルマンディ級の奇襲をかけてくるに違いない。今年最初の最も熱い戦い。負けるわけにはいかない!と闘志メラメラで私の食はスピードを上げた。

そんな時、学生が不穏な行動をしていた。何かガサガサしてる、これはもしかして体をゆすることによって胃の中のモノをなくす術なのか!侮れない!!

「おばちゃんお勘定~」・・・・・えぇぇぇぇぇ??

彼はあっさりと諦め?店を後にしてしまった。この計り知れない空虚感は一体・・・。気が緩むと同時に抑えていた満腹中枢が今にも破裂せんとばかりに大活躍を始め、結局私もドロップアウトしてしまった。私は負けた。

あれから今日で3日目。今日の晩御飯は茶碗蒸し1つです。早く普通に戻りたいな、ぉぃ。

意識レベル

最近良く医療を取り上げたドラマが多い。大体そういう番組の中で急患が運ばれてきた時に救急隊員がドクターに言うセリフは

『意識レベル○○!』

である。一度は聞いたことあると思うのですが、あの意識レベルとか300とかいう数字は一体何なのか、意外と医療関係者以外は知らないものである。

俗に言う意識レベルとは、患者の覚醒状態を表すもので日本独自のものである。海外ではどういうのか知らないけれど。とにかく日本のものである。JCS(Japan Coma Scale)とか3-3-9度方式ともいう。結婚式ではない。

通常の人は意識レベルは0になる。参考までに
I 刺激しないでも覚醒している。
1 大体意識清明だが、いまひとつはっきりとしない。
2 見当識障害がある(日時、場所等が判らない)。
3 自分の名前、生年月日が言えない。

II 刺激すると覚醒するが刺激をやめると眠り込む。
10 呼びかけで容易に開眼する。
(開眼しない時、簡単な動作に応じたり言葉も出るが間違いが多い)
20 痛み刺激で開眼する。
(開眼しない時、簡単な命令に応じる)
30 強い刺激を続けてかろうじて開眼する

III 刺激をしても覚醒しない。
100 痛み刺激に対し、払いのける動作をする。
200 痛み刺激に対し、少し手足を動かしたり、顔をしかめたりする。
300 痛み刺激に反応しない。

以上のように、レベルは10個に分かれていて桁数によって重篤度が上昇する。劇中に運ばれてくる患者は大体が300らしいので相当重篤な状態であるのが分かるだろう。明日からは注意して聞いてみてください。

余談だが、友人によく『あ~今日の意識レベル300だ~』と言って不調を訴える奴がいたが、彼の意識レベルは紛れもなく0である。


参照HP:http://www.mh-net.com/lecture/syoujou/339do.html

New PC

職場から実家まで少し距離があり、加齢のせいだろうか毎日約100kmのバイク通勤も辛くなってきたので家を借りた。それに伴って、実家用PCとは別にまた新しいノートを買ったのだが、どうもシックリこない。画面が広くておそらく使いやすいのだろうが、何よりこのキーボードのタッチが気に食わないのだ。

あのけたたましく、カチカチと鳴り響くキーボードの音が好きなのだ。自分が鳴らす分には。他人が鳴らしてるのを聞くと集中力が殺がれて、イライラするだけだ。学生時代にテスト中、サッパリ分からない問題に頭を抱えているとこに周りからペンを動かす音が響いてくるくらいイライラする。

用するに自分は、すごいワガママなのだろう。思わぬところで、自分の欠点を発見してしまった。ていうか気づくの遅いだろ。このワガママのせいでこれまで何人の老若男女をムカつかせてたのだろう。

愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけないような恋はどこかに落ちてないだろうか。でもなぁ・・・落ちてるもん拾うなって親に教育されたから拾わないんだろうな。恐るべき刷り込み。

鹿衝突

また学生時代の話。私は友人たちと深夜のドライブに出かけた。趣旨は単に星がきれいなので、ということだったが何しろ男だけの集団である。汗臭い連中が星を見に行こうなどと、なんともむさ苦しい話だ。

と、いうわけで十分に星を堪能し、全く似てない車内モノマネ大会にもうんざりし始めた時、前方に光る物体が一瞬我々の乗る車の前を横切ったのだ。

「あ~もう鹿の季節か」とみんなが思っていた。この季節、北海道には野生の鹿がよく車道に出てきて通行の邪魔をするのだ。かわいい~と思ってるのは観光客だけであり、そこに住む人にとっては邪魔なだけである。

そのままモノマネ大会は進行し、私の松山千春が華々しく終了したその時にまた前方に光る物体が。鹿か?と思ったが、よく見ると対向してくるトラックだった。

さあ次は誰の番よ?と半ば拷問のようなモノマネは我々の精神を蝕んでいたのだろう。運転手が「あっっっ!!」と叫んだと同時に

『ドガッ!ガッシャ--ン!』

という雷鳴のごとく大音量が耳を劈いた。フロンドガラスが割れて前がさっぱり見えない。どういう状況なのかしばらく把握できなかった。何とか車を止めて深呼吸し、冷静に事の起こりを考えようとした。

大丈夫か?と私は運転手の方を見ようと横(私が助手席)を向こうとした時、何か右頬に生暖かい感触が・・・なんだ?この硬い毛のような感触。

恐る恐る顔を向けるとそこには・・・

鹿の折れた角が、助手席のバックレストにブッサリ突き刺さっていたのだ。もう声が出ない。ちょっと漏らしてたかも知れない。あと数センチで私はグッバイ・この世だったのだ。

どうやら対向したトラックが鹿をはねて、その鹿の角がこっちの車に飛んできたようだった。トラックの運ちゃんが駆け寄って来て、我々に大丈夫かと声をかけた。

もちろん大丈夫なわけない。終始無言の我々に運転手は『はい、これ』といい5万を渡し、そそくさと逃げてしまったのだった。しかも轢いた鹿を担いで。

フロントガラスのない、バイクのような車で風を感じながら帰路についたのだが、その間発せられた言葉は

『あの鹿、食うのかな・・・』『・・・まだ禁猟期間だよ』

だけだった。ちなみに車の修理費は8万円。3万円損した。


更新

久しぶりにネットに繋いだ。引っ越してから新居にネット環境が整っていないことに気づいて(遅いだろ)ようやく休みを見つけて契約に行ったのだが、最終的に使えるのが約1ヶ月後のとのこと。

と、いうわけでしばらくはなかなか更新できないかも知れない。暇を見つけて職場から更新しようとは思うけど。

長文を書こうと思ったんだけれど、もうすぐ仕事がやってくる。また昼にでも付け加えようかな。なにしろネタはたくさんあるので書くことは満載です。でもちょっとだけよ。小出しにしていかないと。

今朝は鼻血が止まらず、一瞬死を覚悟した。人生何があるかわからないので、その一刹那を大事に生きましょう(格言)

続・あわ玉

救急車なんて呼ばれた日には私の人生の中で最も恥ずかしい歴史の1ページを刻み込んでしまうことになる。なんとか阻止せねば!と思えどうまく喋れない。

『バカ!救急車なんで呼ぶんぢゃない!!』と本人は一応言っているのだが、どうも周りからは『おい!やばい!なんかモゴモゴ言い始めた!早く呼べって!!』.....えぇぇぇぇぇぇ~~~

やばいよやばいよ!出川なんて比べ物にならないくらいヤバい。これでホントに搬送された日にゃ学校にも連絡行くわ(部室だったので)学部全体にも話が行き渡る。たぶんそんなことになったら生きていけない!

電話をかけようとしたやつの腕をグッとつかみひたすら顔を横に振り、何故か手まで合わせてお願いお願いしていた。それぐらいしなければ。これは死活問題なのだから。しかし口からあふれる泡は勢いを失わない。もうダメかと諦めかけた時、胃のほうからあふれ出すような衝撃、それはまさに昇竜拳!

『ぉぉぉぉぉおおおおおお』

この世のものとは思えない呻き、口から次々と生まれる得体の知れない泡だらけの球体。ピ、ピッコロみたいだ!

無事産卵を終え、なんとか救急隊の侵入を阻止したわけだが、結局かなりの酸過多により胃が大荒れになり病院にかかってバリウムを飲まされたのでした。

良い子は絶対まねしないようにね。ってオチがまたないな・・・

あわ玉

ふと旧友と話し込む時間があったので、学生時代にあった色んな出来事について盛り上がった。いや、しかし。それにしてもとんでもないことばかりで、少なくとも5回はあの世に片足突っ込んでるな、ってことだらけだった。

本人はそんなことすっかり忘れていたが、近くにいた友人達にはあまりの衝撃が強すぎたようで、今でも夢に見ることがあるそうだ。その出来事とは

『あわ玉一気飲み選手権大会』

あわ玉をご存知だろうか。あのデカいキャンディ-に舐めていくにつれて泡がもこもこと出てくるやつなのだが、これがまた結構な量の泡を吹くのだ。

バカな学生であった私含め、友人5人ほどで一度に何個口に収容できるか競うという、なんともオチのない寒い企画であったのだが、何故かみんな負けず嫌いで俺が①番だ!といわんばかりに口にどんどん放り込むではないか。

次々と脱落者が出る中で、私は堂々のトップを走り、これで決め手やる!と投じた最後の1個を口に入れた瞬間

『ゴク』

っとすべて飲み込んでしまったのだ。食道に流れ込む衝動、その凄まじさと言えば計り知れない。まるでリンゴ丸呑みしたかのようだった。

しかし、そんな苦しみも去りあぁよかったと安心していたのもつかの間

『ボグ』

という腹の底からの奇妙な叫び声と共に、溜まりに溜まった泡様が大逆流!!口からカニのごとく泡を吹く私。周りの奴らは私が痙攣を起こして泡を吹いていると錯覚したらしく。救急車だ!っと叫んでいる。

つづく