嗜好の変化 | 凡愚の万夫不当な日常

嗜好の変化

近頃、油っぽいものが食べれない。多少は食べるが、昔ほどいっぱい食べれることはなくなってしまった。特に前述の大食いバトル以降、一層加速しつつある。チーズバーガーでさえ胃もたれの原因になってしまってるのは、何か異常があるに違いない。

かつてマクドでチーズバーガーが89円だったころ、お恥ずかしい話だがほぼ毎日足しげく通い、主食となっていた。飽きがすぐ来るのだが、次の日に残らないで、また食べたくなる衝動に駆られるのだ。

そんな大好きなチーズバーガーを胃が拒絶している。そういえば人は25を越えたあたりから嗜好に変化が出て、特に焼肉が食べれなくという話を聞いたことがあるが、そんなこと自分には関係のない話だと思っていた。

しかし、これは意外と当たっているかも知れない。確かに何食べたい?って聞かれると大抵、寿司と答えてる。焼肉食いてぇ~というセリフをここ数年発していないことに気づいた。なら言ってみるか。

というわけで、今日の晩御飯は焼肉だったのだが、やはり昔のようには食えない。肉が食えないのかと思ったが、意外とウィンナーがいける!と思い、そればかり食べていたら怒られてしまった。肉よりシャウエッセンのほうがうまいのだから仕方ない。

ウィンナーも肉だろうという突っ込みは無しにして。とにかく今は胸焼け絶好調。体中から肉の脂がドロドロと流れ出そうなほどに今の自分は脂っこい生物になっている。息だけでも福山になろうかとガムを噛むがそれがまた、タレの味と奇妙なハーモニーを醸し出してより一層不快な気持ちになった。

そろそろまた検診の時期が来る。今年こそ避け続けた胃カメラを飲むことになるのだろうか。苦しみに悶絶し、流す涙はとても切なく、そして冷たい。