こんばんは
社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター
づかちょ(飯塚桂輔)です。
今回は
やってはいけない叱りかたの態度(ひとは怒鳴られると、なぜ逆ギレや言い訳をするのか?)
について綴っていきます。
叱っている態度の多くは、人間関係をこじらせるやってはいけないことが入っています。
おもに、この4つに分類されますので、心あたりがありましたら、見直してみてくださいね!
1.機嫌で叱る
機嫌が悪い時だけ叱るので、叱られたひとは
「今日は機嫌悪いな、あまり関わらないでおこう」と判断されて、本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。
叱る、叱らないの線引きは機嫌ではなく
行動、行為、振る舞い、結果にしましょう
2.人格を否定する
「そんなこともわからないのか!」など
人格、性格、能力について叱ると、相手はひどく落ち込んだり、恨んだりします。
思い込みで叱ろうとしていませんか?
みんな、常識、ふつう、一般的に、だれでも、あたりまえ
といった言葉を用いた叱り方は全て思い込みです。
事実のみを指摘して一緒に改善へ向かいましょう。
3.人前で叱る
人前だと恥をかかされたという気持ちになり、改善してほしい内容が頭に入らなくなります。
また、メールや電話で叱るのは表情が見えないので不要な誤解を招くことがあります。
一対一で面と向かって話しましょう。
4.感情をぶつける
感情的に叱責されると、反応はほとんど
逆ギレ(反発)言い訳(逃走)のどちらかになります。
というのも、怒りの感情はもともと「防衛感情」とも呼ばれており、身を守る為に動物にも怒りの感情は備わっています。
たとえば、目の前に天敵が現われたとき
動物は怒りの感情を使って襲いかかる(反発)か一目散に逃げていく(逃走)か、二者択一の行動するわけです。これが怒りの感情の本来の役割と言われいます。
感情的に叱れば叱るほど、相手は責められた、つまりは目の前に天敵がいると認識します。
天敵がいると認識した相手はこれ以降叱る側の言葉は入らなくなり、怒りの感情を使って逆ギレ(反発)か言い訳(逃走)の選択をします。
そのため、感情的に叱ると効果的に伝わらないのです。
人と人の気持ちのすれ違いは往々にしてあるもの、ゆずれない価値観や言いたいこともあります。
効果的な叱り方を学ぶことで、円滑なコミュニケーションを実現させていきたいものです。
づかちょでした!