男子中学生転落死事故についてアンガーマネジメント的に考えてみた | づかちょのメンタルヘルスケアを考えてる日誌

づかちょのメンタルヘルスケアを考えてる日誌

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター 飯塚桂輔です。アンガーマネジメントをはじめ、人生を楽しく張り切って過ごしていくためのメンタルヘルスケアをさまざまな角度からお勧めしていきます!

どうも

社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター
づかちょ(飯塚桂輔)です。

今日は福井県の中学校で起こった
男子生徒転落死事故
について、アンガーマネジメント的に考えてみます。

調査委員会は「男子生徒は男性の担任と女性の副担任の先生からの厳しい指導によって、精神的なストレスが高まって自殺を選択した。」と結論づけた。
と、報じられました。

「厳しい指導」についてですが

課題の提出や生徒会活動をめぐって
周りの人が萎縮するほどの大声の叱責や詰問、居残りの強要を繰り返していた

担任の先生らと家族と話し合いの機会はあったが、その後も指導方法は変わらなかった

男子生徒は登校を拒否したこともありました。その際に「僕だけ強く怒られる、どうしたらいいかわからない」と訴えていた

という証言があったとのことです。

ここで担任の先生2人の
怒りの感情の使い方について考えてみます。

厳しい指導自体については必ずしも悪いものではないと思います。

しかし、大声で叱責するなどの強い怒りをぶつけたり、居残りの強要や詰問などの持続性のある怒りによる指導は問題であった可能性が高いです。

生徒が、課題の提出を忘れたり学校行事の集合に遅れたときに備えて事前に教えられることはあったか?

今後同じ間違いを繰り返さないように改善できることはないか?

一緒に考えていくことができたら、このような痛ましい結果にはならなかったかもしれません。

また、家族と話し合いをしても担任の先生の指導方法が変わらなかった。

学校側は事故が起こるまで、担任の先生2人の指導方法に問題があると認識されなかった。

この2つが今回の事故発生の引き金だと思いました。

きっと担任の先生2人をはじめ、学校側の方々は大きな罪悪感を背負っていると思います。

次のブログでは、罪悪感の対処のしかたについて考えていきます。

づかちょでした!