だが、私は負けない。時には退く。諦めるという道を選択することも、来るべき勝利のためには必要だ | 期間限定?「あにぐだ」

期間限定?「あにぐだ」

ここ数年、とんとアニメに縁のなかった私さくろんが最近になって何故かアニメを見まくっているので、せっかくだから感想をぐだぐだと書こう、だもんで「あにぐだ」です。さていつまで続くやら(おい)

【パンプキンシザーズ】見えざる痛み 2着

「何も知らない事で守られるものもある。そうは思いませんか?」
「私はそうは思わない。知ることは武器になる。あなたの考えは逃げでしかない。違いますか?」


「お前はこの時代に痛みを感じている。私も同じだ。
この三課を利用するつもりだっただろうが、

私にしてみれば戦災復興に強い思いを抱く者の言葉としてうれしかったのだ」
「アンタらに私らの痛みが分かるの?」
「分かるのではなく、イメージする」



(結局のところ、問題は何一つ解決しちゃいない。

俺達はこれからも毎日『ダメだダメだ』と呟きながら生きていくんだ。
だけど、そう、いつまでもつかは分からないけど出来る限りはやってみるさ)

【NHKへようこそ】NHKへようこそ! 3着

「佐藤君の姿を見たときは心臓が止まるかと思った。別に止まっても良かったんだけどね」


「それにね、遺書は大切だよ。

遺書がないと、自殺かどうか分かんなくなって残された人たちが迷惑しちゃうんだよ。
昔の、お母さんの時みたいに」


(バカだなぁ、俺は。本当にバカだ。

好きな女の子の命をつなぎ止めるためにこんな方法しか思いつかないなんて。
バカだ、本当にバカだ。バカだなぁ・・・ん、『好きな女の子』?

なんだ、俺やっぱ美咲ちゃんの事が、好きだったんだ)


最終回です。

うーん、美咲がトラウマを持っていることはスタート時点から見えていましたし、

それが最終的なクライマックスになるだろうことも予想はしていたんですが、

それにしても、ちょっとグダグダなまま終わってしまった感じです。

「人生っていうのは、そう劇的に変わるもんじゃないんだよ」というメッセージとも取れますけれど、

やっぱり何がしかの区切りが欲しかったかも。

最後の「NHKへようこそ!」って台詞もかなり取って付けた感じでしたし。

と最終回についてはブツブツいいつつ、全体としては後半を中心になかなか面白い作品だったと思います。

ローテンションな中で展開される話は、佐藤を中心に「一般人」から外れた人々を描いていますが、

その心の中にある感情は、結局「一般人」とそう変わるものではない。。。

引きこもり、悲観主義者、ネット中毒者、マルチ商法に手を染めた者、

それぞれの理由はむしろ「一般的」なのかも知れません。

作品のカラーとしてはとっつきにくい部分が結構ありますが、

むしろ、ギャグがベースになってるはずなのに笑い飛ばせないところに作品の魅力を感じました。

【最終評価:C+】