腐りかけたものは食べないでください | 蒼空のあかね雲

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詩や、日々思ったことを書きます。

賞味期限という表示

によって、多くの食べ物がコンビニをはじめ、調理店舗や家庭の食卓で日夜捨てられている。

これはSDGSとは相反するものだ。

以下はネット記事から引用


SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」は持続可能な生産消費形態を確保することを目的としています。

持続的開発を阻む要因の一つには、食品廃棄や有価物の投棄など資源の浪費が挙げられます。
少ない資源で、良質でより多くのものを得られるように生産や消費ができる形態を目標12では求めているのです。

そのためには、生産工程での廃棄物の発生の抑制やユーザーへのリサイクルやリユースの協力の呼びかけ、および実際に行われることが不可欠となります。

ほかにも産業界、政治家、メディア、消費者、地域共同体などを総動員することで、持続可能な生産と消費の形を作っていくことを目指し、策定されています。

それを達成するためのターゲットとして、対策を講じることはもちろんのこと、2030年までの天然資源の持続可能な管理と効率的利用、食糧廃棄や廃棄物の削減、化学物質などの放出の低減が謳われています。】

 

この中でも食料廃棄が問題になっている。

富裕国では、まだ食べられるものでも、賞味期限が過ぎたからと言って

平気で捨ててしまう。

賞味期限ってなんだ?

結局は、消費者の安全のために、そしてお金を出して買うものだから、

企業側はそれを保証しなければいけない。

消費者からクレームをつけられたくない、そのためのものだ。

開発途上国というか、これを

戦争や内紛に巻き込まれている貧しい人たちに贈られないものだろうか?

それは不可能だ、送るにも輸送や管理費用にコストがかかる。

結局自国で賞味期限の過ぎたものは廃棄される。

 

賞味期限の問題は資本主義社会の弊害のひとつだと思う。

その弊害の持つ矛盾をSDGsは何ら解決できていない。

品質重視、安心・安全というが、

それを保証するために私たちはいったいどれだけのお金を使い、

その分の資源を無駄にしなければならないのだろうか?

なんでも使い捨ての時代といい、

これもあきらかにSDGsで真摯に取り組まなければならない課題なのに、

根本的な問題がそこに隠れている

つまり、資本主義によって生産性を上げること、

金融資本で投資をして、お金にもうけさせること、

これらが全てSDGsの取り組みとは真逆であることに、

誰も気づいていない。

いや、気づいていても、皆知らん顔をしているのだ。

 

さて、SDGsの目標12を実現するためのてっとり早い方法は何であろうか?

 

コンビニやスーパーの店頭から、賞味期限を取り去るのだ。

そして、「腐りかけたものは食べないでください」と注意書きする。

そうしたら

消費者の多くは、怒り出すだろう。

私たちは、資本主義社会の真っただ中にいることを

忘れてはいけない。