日本外国特派員協会(FCCJ)とは何者か? | 桜内文城オフィシャルブログ「みんなきさいや」Powered by Ameba

日本外国特派員協会(FCCJ)とは何者か?

本年6月29日付の最高裁決定について、知人のジャーナリストを通じて、本件裁判のそもそもの発端となった日本外国特派員協会(FCCJ)で裁判の結果報告の記者会見を開催したいとの申請をしていましたが、同協会の報道委員会で承認されなかった旨の報告がありました。

 

以下、事実のみを書きます。

 

1.本件裁判は、2013年5月27日、東京・有楽町の日本外国特派員協会(FCCJ)における私の「それからヒストリーブックスということで吉見さんという方の本を引用されておりましたけれども、これは既に捏造であるということが、いろんな証拠によって明らかとされています」との発言について、その著書等で慰安婦=性奴隷20万人説を主張する吉見義明・中央大学教授が名誉毀損として民事訴訟で訴えてきたものです。

 

2.実質4年余りにわたる裁判の結果、最終的に最高裁決定により、東京高裁判決の「吉見義明・中央大学教授がその著書等で主張する『慰安婦=性奴隷20万人説』は明らかな捏造である」旨を発言しても名誉毀損には当たらないということが確定したのです。

 

3.本件裁判が係属中の2014年4月10日、原告(控訴人・上告人)である吉見義明・中央大学教授は、日本外国特派員協会(FCCJ)で慰安婦問題に関する記者会見を実施しています。

https://www.youtube.com/watch?v=Q1xNK0_IRi4

http://blogos.com/article/84245/

 

4.にもかかわらず、本件裁判が最高裁決定(2017年6月29日)で私の完全勝訴が確定した後、そもそもの発端となった日本外国特派員協会(FCCJ)に対し、知人のジャーナリストを通じて本件裁判の結果報告の記者会見の開催の申請をしたところ、日本外国特派員協会(FCCJ)の報道委員会は承認しないと決定した旨(理由は不開示)を伝えてきた次第です。

 

以上が事実関係です。当事者双方が知る事実関係です。

 

公平公正な報道か否かという意味で、敗訴が確定した原告(控訴人・上告人)の主張だけかつて報道し、勝訴が確定した私の記者会見を拒否したのが日本外国特派員協会(FCCJ)だということです。

 

「報道しない自由」も、当然、尊重すべきですが、慰安婦問題という大変深刻な外交・政治問題について、日本外国特派員協会(FCCJ)のこのように公平公正とは思われない態度は、言論の自由、報道の自由を自ら放棄する、自らその存在理由を否定することに等しいのではないでしょうか。

 

確かに、政治家として触れてはならない日本社会のタブーは存在します。前回の衆議院総選挙での落選も、そのようなタブーに触れたことが大きな原因であったと、今更ながら感じています。それも、裁判という、反論しなければ日本人の名誉と尊厳が著しく損なわれるという絶体絶命の場面でした。その時、私は、日本の国会議員として、いかなるタブーであれ、日本人、そして日本国の名誉と尊厳を守ることこそが自らの使命と考え、行動してきた次第です。

 

政治家として生き残るため、妥協することも一つの選択肢だという意見も頂きました。小選挙区制で自民党の公認を得られないが故、今はなき第三極と呼ばれた政党に所属したこと自体、「コロコロ政党を変わる」とのご批判も頂きました。いずれも確かに耳を傾けるべきありがたい親身なご意見ではありましたが、私は、日本の国会議員として、日本人の名誉と尊厳を守り抜くために闘い抜くことを選びました。その結果、4年という歳月を費やし、そして、自らは落選という境遇に甘んじつつも、本件裁判では最高裁決定で完全勝訴という結果をいただくことができました。

 

今、私は、落選中の身ではありますが、地元・愛媛4区で一生懸命、政治活動を続けています。8月中には、YouTube Liveでの配信を始める予定です。「人を幸せにする仕事、それが政治だ」との信念を広くお伝えしていきたいと思います。どん底から這い上がる!その思いを強くしているところです。今一層の応援をよろしくお願い申し上げます。

 

桜内文城