昨年11月に、BSPで再放送された番組で

大竹英洋さんを知り

 

 

 

同じくBSPで放送された

「カナダ ノースウッズ バイソン群れる原生林を行く」

で、大竹英洋さんの人となりに惹かれ

 

 

 

図書館で、写真集を借りてきました。

 

「NORTH WOODS 生命を与える大地」

 

 

数ページめくると、

 

ジム・ブランデンバーグ氏が寄稿された前文が。

 

すごい…。

 

 

その前文を読みながら

 

写真集よりも先に

大竹英洋氏のことを、知りたくなり

 

 

 

こちらを読みました。

「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森ノースウッズ」

 

 

写真家になりたいと思ったきっかけや

夢に見たオオカミ。

ジム・ブランデンバーグ氏に会いに行きたい

会って、弟子にしてもらいたい。

そう強く思った大竹氏は

初めてのアメリカ、ミネソタ州へ。

 

ナショナルジオグラフィックの記事で

ジム氏が、イリ―という町の郊外に住んでいるとわかり

写真集「ブラザーウルフ」の中に、ジム氏の小屋を見つける。

そして、ジム氏の撮影フィールドであろう地図を見つける。

 

それだけの手がかりを持って

一人、旅に出たのだ…。

 

その旅の途中で出会った人々と、会話をし

旅の理由を語りながら

 

ジム氏にたどり着いていく。

 

本には、良い出会いがあったから

こうしてジム氏に会うことができたんだと

そんな風に受け取れたんだけど

そこへ行きつくまでは、相当な困難があったと想像する。

 

その当時、まだ大学を卒業したての22歳。

英語もたどたどしく、上手く伝えられないことも

あったんだろうと思うけど

情熱かな。相手が動いてくれるほどの情熱。

 

 

ジム・ブランデンバーグ氏も

懐の大きい人…。

カヤックで8日間かけて、たどり着いた大竹氏を

歓迎してくれる。

 

ジム・ブランデンバーグ氏によって

ウィル・スティーガー氏とつながることができる。

 

ウィル・スティーガー氏は

「いま現在、生きているすべてのアメリカ人の中で
 最も偉大な探検家と称される男なんだ」と

ジム氏が語る。

 

 

そして、ジム・ブランデンバーグ氏から

星野道夫氏の話を聞き

 

ウィル・スティーガー氏からは

植村直巳氏の話を聞く。

 

 

 

大竹英洋氏の情熱が、出逢った人々の心を動かし

世界で名を馳せる人たちとの出会いにつながる。

 

もう…なんてすごい人なんだろう。

 

 

初めてのカヌーで、いくつもの湖を進んでいく冒険も

心躍らされたし。

 

 

素敵な人を知ってしまった。

また尊敬する好きな人ができた。

 

 

 

ジム・ブランデンバーグ氏を知ったのは

 

2010年に、星野道夫さんの「野生のまなざし」という番組を見て

北海道でオオカミと暮らしている桑原さんを知り

会いに行ったときに、ログハウスに置かれていた写真集からでした。

 

 

 

 

 

 

「白いオオカミ」で、オオカミの凄い能力を知り、

オオカミに対する見方が変わりました。

 

 

 

 

 

 

そしてまた、星野道夫さんに戻ってくるのです…。