先日観た『アラスカの光と風 星野道夫×大竹英洋 時を超える旅』

で、大竹英洋さんを知り

 

11/27に、BSPで放送された

「カナダ ノースウッズ バイソン群れる原生林を行く」観ました。

(初回放送 2012年1月28日)

 

カナダ内陸部、北緯50度から60度に広がる原生林、

ノースウッズはどこまでも続く森と湖の世界だ。

ここには体重1トンにもなるバイソンが群れで暮らし、

出会うことさえ難しいカナダオオヤマネコやアメリカシロヅルなど、

希少な生きものたちが躍動している。

現地をフィールドに活躍する写真家、大竹英洋さんと、

夏、秋、そして冬と長期取材し、その魅力を紹介する。 

土門拳賞を受賞した写真家 大竹英洋さんの原点。

 

 

大竹英洋さんは、1999年から北米大陸ののノースウッズで

野生動物や先住民の暮らしを撮影し続けてきた。

 

 

これは『アラスカの光と風 星野道夫×大竹英洋 時を超える旅』撮影当時のもの。

 

大竹さんは、こうも言ってた。

これが自分の仕事だと胸を張れる写真集を出すまでは、

アラスカには足を踏み入れたくないとさえ思っていた。

 

 

大竹さんが、ノースウッズで出会った、数々の野生動物。

カナダオオヤマネコ、アメリカグマ

アメリカシロヅル、アカギツネ、ウッドチャック

 

 

ぜひ会ってみたいと願った、シンリンバイソンは

体長が3.5メートル、背中までの高さが2メートルもの巨体。

でも、優しい目をしていた。

 

シロペリカンの繁殖地では

親ペリカンが、声で自分の子を呼び寄せる。

親の頭ごと飲み込もうとする、子ペリカンの姿…

 オエッってならないのが不思議。

 

オオカミの遠吠え。

 

ビーバーのお父さんは

大きな木の枝を大量に運んでる。

冬に備えての食料になるそう…。

運び終えたあとの、ビーバーお父さんのくつろいだ姿が

人間と同じだ、と思った。

 

警戒心が強いムースにも出会うことができた。

これは、大竹さんがムースの声を真似て、呼び寄せたのだ。

”野生のムースに自分の声が届いた”って、喜びいっぱいの表情だった。

 

 

夏や秋には、カヌーを漕いで、森の深くに入っていく。

浅瀬でも、川が狭くても、カヌーなら静かに入っていける。

 

 

冬には、日中でも氷点下35度。

夜には、氷点下40度になる、ノースウッズ。

 

”この寒さの中で、僕は道具を使って、火もおこして

 生きてますよね。

 でも、動物たちは、体一つで生きてますよね。

 

 それが信じられないくらい、すごいと思う。

 たくましいと思う”

 

 

 

野生動物が画面に映し出されるたびに

 

以前読んだ『ケープコッドの海辺に暮らして』の中に出てくる言葉が

思い出されました。

 

動物と人間を物差しで測るべきではない
人間の世界よりも古く完全な世界にすむ動物たちは
完成された存在なのだ
彼らは私たちが失った
あるいは手に入れられなかった鋭い感覚を与えられ
私たちが決して聞くことのない声に従って生きる
彼らは人間の同類ではない
人間より劣るわけでもない
人間とともに限られた生と時間を生きてはいても
別の国の住民なのだ

 

 

 

 

やっぱりブログは書いておくべきだな。

記憶が曖昧でも、すぐに探し出せる(笑)

 

 

 

 

星野道夫さんの、新しい文章はもう増えないけど

星野道夫さんの魂を引き継ぐ人がいることに

感謝。