教室で気になる子どもの語彙力の差についてのお話です。
小学校受験の試験内容にはペーパー、行動観察、製作、口頭試問(面接)、運動があります。学校によって行われる内容は多少違いますが、このような項目のいくつかを試されます。
小学校受験のお教室で子ども達を見て感じるのは、4歳、5歳にして既に語彙力の差が大きいことです。
語彙力によって、話を理解する力、相手に伝える力に差が出ます。早生まれを理由にする方もいらっしゃいますが、年長さんより語彙力のある年中さんもいます。
この差がどうして生まれるのか?
それは生まれてから今日まで、ご家庭での会話、保護者の接し方、経験してきたこと、見聞きして学んできたことの差ではないかと思います。
子どもの返答に関して質問をしていき、話を深堀りするように意識して会話してきたお母様、一言で返してきたお母様では
幼児期のこの期間で子どもが吸収してきた言葉の数が全然違ってきてしまっているはずですし、自分の思いや、考えを話す機会が少なければ会話力、表現力を磨くチャンスがなかったはずです。
小学校受験はペーパーの発問の意味、口頭試問で聞かれていることの意味(スムーズな会話のキャッチボール力)、
指示行動の指示の意味をしっかり理解して的確に答える、動ける事を試される試験です。(所作もです)
その訓練というのは毎日の生活の中にあり、その基盤があってこそ、お教室で学んだ事が身になっていくのだと思います。
ただ通って、数時間座って、お教室のお客様になってしまわないように、お教室でしっかり学んで、力をつけて帰ってもらうにはご家庭の協力も必要になってきます。
今からでも遅くはありません。
受験を意識しているのなら、日々の会話から見直して行きましょう。それから、きれいな丁寧な日本語でお話できるようにしましょう。
「超○○」「やば-」「えぐい」などお教室でも耳にしますがそのような言葉はせめて教室にいる間は出さないように、大人と話をするときは使わないように。
その言葉は良くない言葉であることだけはきちんと認識させておくことが大切だと思います。お母様が普段当たり前のようにつかっていれば、幼児は良くない言葉ということさえ知らずにつかってしまいますからね
そんな語彙は増やさないでくださいね
そして、年末年始、素敵な本を沢山読みましょう