IN THE SUMMER Special summer.61 | 嵐-大宮妄想小説-大宮に恋して。

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サクラコ

IN THE SUMMER Special summer.61


※Notice※  この作品はフィクションであり実在する、 人物・地名・団体とは一切関係ありません。 また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。 上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。  サクラコ






本当に、いいの?後悔、
………………しない?

いいもなにも、ここまでシておいて。あ、ひとつだけ。もう変な薬、飲まさないで下さいね(笑)それだけは、本当に約束して下さい、
………………大野さん



解れたであろう蕾からはヌル りとしたローションが太腿を介してシーツに滴り、ピンク色の突起はこれでもかと言うぐらいに凸をなし、敏感に。
大野さんは
俺の前髪をサラリと撫でながら『あの時はごめんね』と

おでこ
ほほ
耳たぶ
鼻の先
そして
唇にようやくキスが堕ちるかと待ち望んだ俺の目の前でチロ りと大野さんは舌を出す。

大野「ほら、何もないよ」
二宮「当たり前です。むしろあったら怒ります(笑)」



俺は家を出た。
どうせ一人暮らしだしと、1LDKのマンションを借りた。
敷金などは多趣味でなかった自分に感謝しながら貯金を下ろしても、アルバイトに行く前より残高が増えてた。


二宮『こんなにいいんですか?計算しなくてもアルバイト決まった時と終わった時との時給が全然違うんですけど』

櫻井『いいんだよ、それぐらい二宮君が い ろ い ろ と頑張ってくれたからね。その報酬も含まれてると思っていいよ。それに、まあ、これは個人的な、
………………合格祝いも含め、かな』

大学院に行くのを辞め、櫻井さんの会社の二次募集に滑り込みで申し込み、激戦と言われた中なんとか合格し、晴れて俺は大学を卒業したら、社会人となる事が決まった。
そんな中、振り込まれたアルバイト代は想像以上に高額で、『言っとくけど二宮君の合否に俺は関わってないからね』と、呼び出された誰もが行くような定食屋での、将来俺の会社の社長となる人との昼間の、出来事。

二宮『よくここの定食屋来るんですか?』
櫻井『あ、社長はこんな所にこないーとか言う偏見は捨ててね。俺、こういう店、大好きなの。あ、
………………智君もね』

一瞬飲み込み損ねた米粒が変なところに入りそうになって咽せて、『ごめんごめん』と櫻井さんは俺に水を渡し、俺は一気にそれを飲み干し、事なきを得た。



智君、か。


連絡先どころか
名前しか知らない、俺を変えてくれた あの国で会って、たった数日しか接してない『あの人』 
だけど、思い出すだけで、胸がキュッとなる。

諦めたとか
そういう以前にもう会う事は叶わないと思ってた。それこそ櫻井さん経由でしかきっとあの人の情報を俺は得る事が出来ないのだから。かと言って、俺はまだ学生で、まだ正直家を出たからと言っても親のスネをかじってるわけで、、、。

色恋なんて、あの人の背中を足掻くように探すのなんて
まだまだ先だと、思ってた。




大野「あ、今、翔君の事考えてたでしょ」
二宮「あれ、わかります」


当たり前じゃないけれど、当たり前のように奢って貰った別れ際に櫻井さんがくれた一枚の名刺。
そしてその時の言葉は
俺は、一生忘れる事は、無いと思う。



 智君の事
大事にしないと
 会社即刻、クビね
俺、言っとくけど
 君の社長になるんだから。


二宮「感謝してただけです」
大野「感謝?」

二宮「櫻井さんが居なかったら、俺は貴方ともう一度向き合う事も出来なかった。俺が俺自身で考えて決めた事を伝える事だって出来なかった。そしてこんな風に」

 
貴方に
抱かれる日なんて
 きっと
来なかったから。



大野智
(おおのさとし)
職業 イラストレーター
所属 櫻井商事and兼
フリーランス