先週末からまた元気がなくなってしまったココ姫。
昨日は、ご家族様(亡くなったココ姫の飼い主さんのご家族様)が動物病院に連れて行ってくれました。
結果は残念ながら深刻なものでした。
肝臓に腫瘍が見つかったのです。
癌だと思われます。
お腹に針をさして組織を取り出す病理検査はご家族様が希望されなかったので、正確な診断ではありませんが、おそらく間違いないだろうということです。
確かに、食欲がなく、元気がない状態で、CTで腫瘍が見つかったのなら、癌で間違いないでしょう。
ご家族様は病理検査も、手術も望んでいません。
私たちも、それがいいと思っています。
ココ姫はもう13歳。
手術や、辛い検査、苦しい治療をする年齢ではないと思います。
これからは、できるだけ痛くないよう、苦しくないよう、緩和ケアを行いながら、のんびりと余命を過ごさせてあげたいです。
幸い、元気がないのは食べられないからで、まだ癌による痛みやしんどさはないと思われます。
これからは食べたい物、食べれる物だけを、食べられるだけあげていけば、まだしばらくの間は、あまり悪くならず、それなりに元気に過ごせると思います。
痛みが出たら痛み止めの薬を使っていきます。
痛み止めの薬は、獣医さんにまめに体調をチェックしてもらい、きめこまかに薬の種類や量を調整していく必要があるのですが、幸いココ姫のご家族様が協力して下さるので、うまくやっていけると思います。
ココ姫のご家族様は、飼い主であるご入居者様が亡くなられた時、ココ姫を引き取るかどうか、ずいぶん悩まれていました。
そして、ココ姫が入居してからまだ数か月だった状況でも、ホームがココ姫の家になったのだから、ココ姫はここで暮らすのが一番だとご判断されたのです。
その後ココ姫の定期受診は全てご家族様が連れて行って下さっています。
ありがたいことです。
これまで、飼い主さんが先立ってしまったワンコは何匹もいます。
ココ姫、先輩サリーちゃん、ナナ姫、チロ。
どの子のご家族様も皆さん、ご身内である飼い主さんが亡くなった後もずっと、色々とご協力して下さいました。
皆さん、素晴らしい方ばかりです。
今回のココ姫の病気についても、ご家族様と一緒に戦っていけるのが非常に心強いです。
よろしくお願いします。