施設長の若山三千彦が書いている犬のエッセイです。
昨日、1月18日に、2-2ユニットのワンコ、サンタが虹の橋へ旅立ちました。
今週の火曜日に体調が悪化し、何も食べられない、ほとんど水も飲めない、という状況になりました。
14歳と言う、それなりに高齢な歳であったので、今回はだめかもしれないと覚悟を決めてはいましたが、
それでもやはり悲しいです。
サンタは元々食が細い子でしたが、一昨年の暮れに手術を受けて以来、いっそう食べなくなってしまいました。
今週、体調を崩したのは突然でしたが、いつそうなっても不思議はない状態でした。
職員達が非常によく頑張ってくれて、ふやかしたフードや、やわらかいフードを食べさせ、チュールを食べさせ、薬を飲ませていたので、ここまで命が持ちました。
何よりも、サンタ自信がとてもよく頑張ってくれました。
頑張って、頑張って、本当に一生懸命頑張って、秋の誕生日を迎えて14歳になり、年を越えることもできました。
思い起こしてみると、不思議と1月に亡くなるワンコが多いように思えます。
先週には、さくらの家のマルコが旅立ちました。
マルコは、サンタよりもずっと深刻な体調が続いていました。
本当によく年が越せたなと思います。
昨年、1月5日にはチロが旅立ちました。
チロも奇跡的頑張りを見せてくれて、年を越してくれました。
一昨年の1月9日には、ナナ姫が虹の橋に旅立ちました。
ナナ姫は長年心臓病と戦っており、心臓発作で突然死を迎えました。
こうして振り返ってみると、3年連続で合計4匹のワンコが、1月に旅立っています。
もちろん偶然だと思います。
だた、もしかしたら、旅立ったワンコ達は、人の様子を見ていたのかなとも考えちゃいます。
年末、どうしても職員達はバタバタとせわしなく動いています。
お正月は、お休みになる非常勤職員さんが多く、常勤職員が連続勤務に入るため、かなり忙しいのですが、
それでもお正月は、何となく穏やかな雰囲気になります。
晴れやかな感じになります。
ワンコ達は、年末は忙しい職員達に迷惑をかけちゃいけないと、一生懸命頑張って、もちこたえてくれたのかもしれません。
お正月を迎えて穏やかな雰囲気を感じ、微笑みながら旅立っていったのかもしれません。
あまりにファンタジーすぎる妄想なのは自分でもわかっていますが、
それでもこう考えることによって、悲しさと寂しさの薄暗闇の中に、わずかな光が差したように感じられます。
サンタ、マルコ、チロ、ナナ姫、みんなありがとう。