この記事は、施設長若山三千彦が書く、自分勝手なエッセイです。
昨日のから揚げの記事で、日本人の国民食は、ラーメン、カレーライス、から揚げと書きました。
読者の皆さんは他に何があると思いますか、と尋ねたところ、コメントで、天ぷらとお刺身盛り合わせと答えて下さった方がいます。
ありがとうございます。
私も天ぷらとお刺身は大好きなのですが…
日本人はやっぱりお刺身!と思うのですが…
ラーメン、カレーライス、から揚げ、と並べると、ちょっと違うジャンルかなと感じてしまいます。
そこで、日本人の国民食とは何か、定義を考えてみました。
あくまで私が勝手に考えた定義ですので、笑いとばす感じで斜め読みして下さい。
ラーメン、カレーライス、から揚げの共通点と言うと…
まずは、老若男女に好まれていることです。
この点は、お刺身は当てははまりますが、天ぷらは微妙です。
子供は天ぷらが好きじゃない場合もあるような気がしますので。
芋天なら、多くの子供が好きですけど。
昨日の記事にあげた、生姜焼きも当てはまります。
でも、ウドン、蕎麦、焼きそばは微妙ですね。
ウドンと蕎麦は、やっぱり子供たちで好き嫌いがありそうです。
焼きそばは逆に、ご高齢者様が、きちんとしたお食事としては抵抗がある場合があります。
次の共通点は、北から南まで日本全国で好まれていることです。
この点は、お刺身、天ぷら、生姜焼き、焼きそばが当てはまりますね。
関西のウドン、関東の蕎麦というように、ウドンと蕎麦は地域性がある気がします。
次の共通点は、庶民的であること。庶民の食卓に上がることです。
これは、お刺身、天ぷら、生姜焼き、焼きそば、ウドン、蕎麦、全て当てはまりますよね。
お刺身と天ぷらは高級料理でもありますが、私達庶民の食卓にも上がりますから。
次の共通点は、専門店があることです。
この点は、から揚げについ異論がある方がいるでしょう。
から揚げの専門店が当たり前になったのは、つい最近のことだと。
でも、昔から、から揚げを看板メニューとする定食屋は数多くありました。
そんな定食屋さんは、立派なから揚げ専門店と言っても過言ではないと思います。
お刺身、天ぷら、ウドン、蕎麦は専門店があります。
生姜焼きは、から揚げ同様に、昔から定食屋さんの看板メニューになっています。
焼きそばは微妙ですね。
焼きそばが注目され、食堂の看板メニューになったのは、B1グランプリのおかげですから。
そして、最後に、がつんとパワーがあることです。
お刺身と天ぷらは、ちょっと違いますよね。
高級料理の側面があるため、「がつん!」というパワーは不足気味です。
生姜焼きと焼きそばは文句なしでパワーがありますが、ウドンと蕎麦は微妙ですね。
立ち食い蕎麦&ウドンならマックスのパワーがありますが、
蕎麦懐石というような高級店もありますから。
こうして考えると、お刺身、天ぷら、生姜焼き、蕎麦、焼きそば、ウドンはいずれも、ラーメン、カレーライス、から揚げの共通点を満たしておらず、ここで定める国民食ではない、ということになります。
次回に続きます。