今日は12月9日。
12月9日は、日本古来の伝統で、「大黒様の年取り」と呼ばれる日です。
歳をとるなら、大黒様のお誕生日なのかと思うのですが、そうは言われていないようです。
少しネットで調べただけですが、なぜ12月9日が大黒様の年取りと呼ばれるのか、その理由や逸話は見つかりませんでした。
とにかく日本古来の習慣で、この日は大黒様を祝う日とされてきたようです。
そして大黒様の「黒」にちなんで、黒豆の料理を食べる習慣があるのです。
私達にとってはあまり馴染みがない風習ですが、ご高齢者様にとっては馴染みの風習のようです。
日本の伝統と季節を食に活かすことを重視しているさくらの里山科が、この伝統を見逃す訳ありません。
だから、もちろん今日のお昼は黒豆料理をお出ししました。
黒豆を何の料理にしたかと言うと…
決まっていますよね!
ご高齢者様が大好きな、あのシンプルなお料理です。
それは…
黒豆ご飯です。
お赤飯の親戚で、このご飯自体には特別な味はついていません。
黒豆と一緒にご飯を炊いただけです。
でも黒豆の素朴な風味がご飯に染みわたっており、
ほくほくした食感の黒豆と一緒にそのご飯を食べると、とっても美味しいんですよ。
ご入居者様も大好きなんです。
黒豆ご飯の見た目が質素な雰囲気なので、
主催は華やかなお料理にしました。
鶏肉の野菜あんかけです。
華やかな見た目に反して、地味でしっかりした味が、黒豆ご飯によくあっていました。
副菜の、茄子の揚げびたしも、黒豆ご飯と一緒に食べると最高でした。
もう一品の副菜、アスパラのクルミ和えです。
こちらは、黒豆ご飯と主菜をしっかり引き立てていました。
今日のお昼の、大黒様の年取り献立のご紹介でした。