10月5日は都市整備費のほかに土木費として、交通安全について質問しました。

-------

(かとうぎ桜子)

次に、交通安全啓発関係経費に関連して伺います。

警視庁が公表している都内の交通人身事故に関する統計を見ると、事故は年々減少傾向にはありますが、死亡事故は歩行中に起こることが多いという傾向にあるのと、高齢者に多く見られます。高齢者の事故は車の運転だけではなくて、自転車や歩行時の安全についても啓発が必要だと思います。

こどもに対してであれば学校での取組ができますけれども、高齢者に対してどう機会を捉えるかという課題があるかと思います。統計を見ると、高齢者といっても65歳から74歳という比較的若い年代、そして特に男性で交通事故が起きているケースが多いようです。こうした状況を捉えての啓発の工夫が必要だと思いますけれども、区として今までどのような取組をしてきたかを伺います。

 

(交通企画課長)

高齢者の事故防止は、交通安全重点課題の一つとしてこれまでも取り組んでまいりました。具体的には、区の刊行物であります高齢者の生活ガイドに事故防止のアドバイスのコラボですとか、あるいは運転時認知障害の早期発見チェックリストを掲載したり、あるいは区民事務所、地区区民館、敬老館、保険相談所といった区立施設にチラシ類を配置したことに加えまして、交通安全運動の時期に合わせて警察や交通安全協会による地域イベントの開催、あるいは反射材などの啓発グッズを配ったりといった様々な取組をこれまでは実施してきたところです。

 

(かとうぎ桜子)

区が行っている交通安全の仕事の中で大きな位置を占めているものとして通学路点検や区民からの指摘を受けて状況を検証して、注意喚起の看板を設置することが大きいと伺ったのですけれども、なかなか実態として看板が景色の一部のようになってしまったりして注目されづらいこともあるのかと思います。

 


 

もっと注目してもらえるように、例えば具体的にこの場所にはどういう経緯があってこういう看板が設置されているのか、見通しの悪い場所とか接触事故の多い場所にこういう看板がありますとか、歩行時には気をつけましょうとか、そういう具体的な場を挙げて写真で啓発に生かすなど、高齢者に対しても啓発の工夫をするのも一つの方法ではないかと思います。考えをお聞きします。

 

(交通企画課長)

注意喚起看板につきましては、警察が設置する交通標識とは異なりまして、地域の要望ですとか、あるいは警察との協議に基づいて、実際に注意喚起が必要な場所に設置しているもので、実際に効果を発揮しているものと考えております。今後も引き続き安全対策の一環として取組を進めてまいりたいと考えております。

 

----------

前にも書きましたが、私が活動しているウイズタイムハウスの前の交差点で2019年春に交通事故がありまして。

 


本当に、たまたま歩行者がいなかったのでけが人などが発生せずに済んだだけ良かったのですが。

 


それで、この大泉学園町の道路、一方通行が碁盤状になってるんですけれど、結構飛ばす車も多いんですね。こどもが通学したり高齢者が散歩したり、バス停から作業所に通う障害の人も、ウイズタイムハウスをめがけてくる人だけじゃなくてほかにも結構歩いてる。だからほんと車の運転気を付けてほしいわよね、と思う訳なのですが、じゃあここの道路をハードの面でもっと何かできるかというとなかなか難しい。ミラーもすでについているし交差点部の道路の色も変えてある。





ひとつには、以前質問したように、この道路だけということではなくて街全体の道路のあり方の見直しが必要なんだろうと思いますが、今できることというと、この看板設置しかないというわけなのですね。

 


上記のような経過を知っている私から見れば、今できる最善の策で、この看板が設置されているんだなぁ、としみじみ眺めたりするわけです。で、同様な看板が設置されている場所というのはきっとうちと同様に、何かしらの事故や、ヒヤリハットがあるから、設置されているってことなんだろうなぁ、なんて思ったりします。

が、でも正直なところ、通行している歩行者や車がどれだけこの看板を意識するんだろうか、ということです。

 

ならばせめて、この看板が設置されている場所にどんな物語があったのか、共有する形で啓発をしたらもっと生かせるのではないかなと思ったのでした。


余談ですが、ウイズタイムハウス周辺の写真、このブログに載せるために金曜日に撮ったものなんですが、空がきれいだなぁ。


これがかつて車が突っ込んできたウイズタイムハウス。今はきれいになってます。