前回のブログでは、総務費の質疑の際に第5次男女共同参画計画のセクシュアルマイノリティに関する施策について質疑した内容をご紹介しましたが、今回は3月5日の全款補充質疑で、第5次計画のその他の課題について取り上げた内容をご報告します。

 

質問時間の関係で短い内容ですが、高齢者施策、障害者施策、子育て支援など、他の施策の中の男女共同参画の取り組みはどのように行なうのかということについてです。例えば介護保険の計画を作る時に、介護は女性が担うことが多いという現状や、男性が担った際に1人でがんばって誰にも相談できずに孤立してしまうことなど、男女共同参画の視点からの課題をしっかりとらえた施策づくりが必要だということ。これは、行政が施策を作る際に留意していただきたいのはもちろんのこと、私が議員として施策をチェックする際にもしっかり指摘していかなければならない点であると思っています。

 

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(かとうぎ桜子)

男女共同参画政策経費に関連して、第5次男女共同参画計画について、総務費のときの質疑の続きで伺います。

男女共同参画計画における高齢者施策や障害者施策等の位置づけについて伺いたいと思います。

素案のたたき台の段階では、ほかの個別計画と重複する課題についても、網羅的に取り上げられていて、若干網羅的すぎるのではないかというご意見が、男女共同参画推進懇談会で挙がっていました。素案になった段階で、こうした課題はそれぞれが個別計画に委ねるという整理をされていますが、ただ、それぞれの課題が男女共同参画の観点から捉えられる点もあると思いますので、完全に委ねてしまうところでは、不十分なのではないかと気になります。

例えば、障害者差別と女性差別が複合して起こってしまうことが残念ながら現状でありますし、子育て、介護、外国人の生活なども同様であると思います。

こうした課題について、男女共同参画の観点から捉えていく必要もあると思いますけれども、その点はどのように取り扱っていくかを伺います。

 

(人権・男女共同参画課長)

第5次計画につきましては、男女共同参画推進のため、女性支援、男性、事業者への啓発を重要な視点として、取りまとめてございます。各個別計画につきましては、庁内推進会議で確認しながら、全庁を挙げて取り組んでいくこととしてございます。