2017年9月11日に行なった一般質問のご報告の続きです。

昨年から始まった練馬区の第4次男女共同参画計画の中に、「若年女性への支援」が新規事業として取り上げられています。(計画はこちらをご覧ください。)

 

この計画がこれから確定されるという1年半前にも議会で取り上げましたが、(こちら)今回は最近の状況について質問しました。

この後、決算特別委員会でも質問しましたので、それはまた改めてご紹介します。

 

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(かとうぎ桜子)

男女共同参画計画の進捗について伺います。

現在の第4次男女共同参画計画は昨年度から2019年度までのものですが、そのうちの何点かについて進捗状況を伺います。

まず、若い女性への支援についてお聞きします。

計画の新規事業として「若年女性に向けての支援」があります。計画には、「男女共同参画センターにおいて若年女性の居場所づくりや、生活や就労に関する相談などの支援を行う」とあります。昨年2月におこなった一般質問の際には、「居場所づくりについては関係機関の取組事業と連携して進める」「国の調査結果を当事者のニーズ把握や広報活動の参考にしていく」という答弁がありましたが、昨年度、今年度の進捗状況についてお聞かせください。

当事者の声を聞く方法としては、民間非営利団体の活動の中では街頭で若い人たちにアンケートを行うといった方法が取られている場合もあり、そうやって積極的に声をかけていくことが顔の見える関係になってその後の相談につながることもあります。昨年答弁されたような、国の調査結果を統計的に分析するだけではなく区内の若者の実態をアウトリーチによって調査する工夫もすべきと考えますが、区の方針を伺います。

 

(総務部長)

私から、男女共同参画計画に関するご質問について、お答えします。

はじめに、若い女性への支援についてです。

昨年度は、先行自治体への視察、青少年課や、ねりま若者サポートステーションなどから情報を収集し、在宅で社会との係わりが少ない女性向けの講座内容について、検討を行いました。その検討を踏まえ、今年度、18歳から39歳を対象として、コミュニケーションスキルや健康、社会復帰に関する事が体系的に学べる3日間の講座を開始しました。5月に1回目を実施し、今後2回の開催を予定しています。

同様の事業を実施している自治体では、顕著な成果が得られるまで5年ほどかかったとの事例もあるため、継続した取組が重要であると認識しています。参加者の声を伺うとともに、NPO団体、関係機関等の取組にも注視して事業を充実してまいります。