ヤンゲル係数? | 佐倉編物研究所 公式ブログ

佐倉編物研究所 公式ブログ

編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤直孝です。

 

 

◎お知らせ

・記事末尾の講習案内に残席数を表示するようにしました。特に狙い目の枠をピンク色で示してありますので、ぜひご受講ください。

・編物講習受講(予定)の皆さまは、以下の3つの記事を一度お目通しください。

「講習シートについて」「ご協力ください」「スケジュールについて」

 

注目! ヴォーグ学園東京校・横浜校「伊藤所長の楽しい編物研究サロン」の新規募集を開始しています。ご受講お待ちしております。詳しくはこちら

 

注目! 「編物製図講座2024」参加者募集中です。申し込みが最少催行人数に達し、開催が決定しました。引き続きたくさんの皆さんのご受講をお待ちしております。詳しくはこちら

 

New! 3月10日(日)の銀座、空きが出ています。ご受講お待ちしております。

 

 

エンゲル係数という指数を皆さんはご存じかと思います。

これは、家計の消費支出に占める食料費の割合(%)を表します。

また、所得が低いと食料費の割合が多くなるためにエンゲル係数が高くなり、所得が高いと経済的余裕が生まれるためにエンゲル係数が低くなる傾向があります(エンゲルの法則)。

 

ここで、編み物愛好家の場合として、家計の消費支出に占める毛糸代の割合(%)を考えてみます。

これを、毛糸(yarn)をもじって「ヤンゲル係数」と勝手に名付けてみると…

きっと私のヤンゲル係数は恐ろしく高いことになるだろうな。

いや、私だけでなくても、昨今の毛糸、特に輸入糸の異常な高騰に頭を悩ませている人もいるはず。

そういう人は、以前と同じような毛糸の買い方をしていても、このヤンゲル係数はかなり上がっているはずです。

 

やっぱりね、この数年の急激な円安と、あらゆる費用の高騰(特に輸送費、燃料費、人件費)による物価高で、以前の価格と比べて信じられないような値段になっているものもあって、びっくり。

それに伴って、給料や売り上げ(自営業の場合)が上がっていれば、ヤンゲル係数もそんなに上がらないのでしょうけれど。

 

あるいは、毛糸の価格の二極化がますます進んでいるように思います。

とにかくいい毛糸で編みたい、毛糸を買うのにお金に糸目を付けないような人は、どんなに価格が高騰しても高級ラインの毛糸は買うので、売れます。

一方、これだけ不景気&物価高(スタグフレーション)が続くと、編み物はしたいんだけれど安価な糸しかなかなか買えないという人は、たとえば百均とかワゴンのエコノミー商品に流れます(もちろん安価でも品質でなかなか健闘している糸はあります)。

苦しいのは、中間層の毛糸です。

たとえば、大手メーカーの定番品で、だいたい1玉500~600円程度で売られていたものは、ちょっと宙ぶらりんな存在になって、以前のようには売れなくなってきているようです。

そうなると、廃盤にしないのであれば値上げをすることになり、おおむね1玉700~1,000円程度になるわけです。

しかし、この価格帯だと、先述した二極化の層のどちらの購入対象になりにくく、余計売れにくい。

そうなると、毛糸会社の売り上げの基礎を担っていた商品がとても弱くなり、地盤沈下が起きてしまう…

 

これはあくまで私の周りの肌感覚ですが、どうも二極化してきているのはいろいろな関係者の話を聞いていても確かなようです。

そう考えると、ヤンゲル係数は比較的裕福な人だと中程度~高めになり、余裕があまりない層だと極端に低くなることが考えられます。

これをヤンゲルの法則という…のか?

ちなみに私は仕事で編み物をやっていて、糸をいろいろ研究しなければならない立場なので、金銭的余裕はないけれどヤンゲル係数は超高いはずです。

それでも、たとえば100g1かせ5,000円前後の糸は、そうポンポンとは買えないな…

まるで清水の舞台から飛び降りるような気持ちです。

うー、最近見た毛糸で、かなり特別感があるものがそのぐらいの値段で売られていたので、どうしようか迷っているのですが、これ、もし3年ぐらい前だったら3,000円台だったんじゃないかな。

 

なんかいろいろ考えるとつらいね。

自分の仕事の収益の得方なども考慮して、そういう流れに乗って行かないといけないのかな。

 

結局ボヤいてしまった。

 

 

ブログランキングに参加しています。

左クリック・タップで応援お願いします↓

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物教室・販売へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

佐倉編物研究所のTwitter
佐倉編物研究所のInstagram

佐倉編物研究所のFacebook

佐倉編物研究所 販売部(作品・キットの販売)

 

☆佐倉編物研究所への仕事の依頼などは、以下へメールをどうぞ(@は半角にして入力し直してください)

info@sakuraknittinglab.com

 

〈おことわり〉

本ブログで、Ameba Pick機能を利用して、広告([PR])として商品のリンク(画像)を貼る場合があります。

 

 編み物ワークショップのご案内

 

※)日程等は変更になる場合がありますので、常に最新の情報をご確認ください。

※)ご予約についてのお問合せ・キャンセル・変更は、必ず当研究所へ直接ご連絡ください。会場の貸し出し元へのご連絡はご遠慮ください。

※)こちらからお送りしている講習の予約受付完了メールやお問い合わせの回答メールが適切に届いていないケースがあるようです。@sakuraknittinglab.comからのメールを受信する設定にしてください。また、迷惑メールフォルダに分配されている可能性もご確認ください。

 

【重要】諸事情により変更がある場合があるので、必ず最新の日付のブログに記載されている情報をご確認ください。

また、ご受講の際は、こちらにご協力ください。

キャンセルポリシー(こちら)も必ずご確認ください。

 

自由なスタイルでレッスンをします。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

受講料は、1コマ2時間半で3,000円です。

ご予約はメール(workshop@sakuraknittinglab.com 迷惑メール対策のため@は全角で書いてありますので、半角で入力し直してください(そのままコピペしただけでは送れません)。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, X(旧Twitter), Facebook, Ameblo))で受け付けます。

原則として2営業日以内に返信しますが(制作に没頭しているときや体調不良時、休業日などはさらにお時間をいただく場合があります)、返信がない場合はアドレスに間違いがないか今一度お確かめください。アドレスがGmailから独自ドメインに変わりました。

※)前日、当日など急ぎの連絡の場合は、従来通り iton13579@gmail.com (@は半角で)にお願いします。

 

1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)

銀座の会議室を借りて講習をします(最寄り駅:銀座一丁目駅、京橋駅、宝町駅、銀座駅など)。

この記事をアップした時点での残席状況

3月10日(日)(午前2、午後1)

3月24日(日)(午前満席、午後1)

3月29日(金)(午前満席、午後満席)

※)3月の金曜銀座教室は、変則で第1・第5です。

4月7日(日)(午前満席、午後満席)

4月12日(金)(午前3午後3

4月21日(日)(午前満席、午後満席)

4月26日(金)(午前満席、午後2

 

金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30

日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

詳しくはこちら


2) 東京都区内の編物教室(月2回程度)

この記事をアップした時点での残席状況↓

3月16日(土)東新宿会場(午前2、午後1)

4月6日(土)東新宿会場(午前2午後4

4月20日(土)東新宿会場(午前3午後4

午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

基本事項は銀座教室と同様です。

※)東新宿会場は靴を脱いでスリッパで入室していただきます。

※)16時完全退室厳守のため、午後は可能ならば少し早めにお越しください。

※)東新宿会場へは必ず東新宿駅A3出口のエレベーターからアクセスしてください。ここからなら横断歩道も交差点も渡らずに済みます。これ以外の出口から出ると道に迷いやすいです。

 

3) 佐倉の編物教室(月2回程度)

地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します。

「さくら住建」のSAKULOUNGEまたは別館リビングで行います(最寄り駅:京成本線志津駅)。

この記事をアップした時点での残席状況↓

3月27日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

※)2024年3月の佐倉教室は変則で第1・第4です。

4月10日(水)別館2Fリビング(午前満席、午後満席)

4月24日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

※)別館2階リビングは靴を脱いでスリッパで入室していただきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。