編み図にどこまで書くか | 佐倉編物研究所 公式ブログ

佐倉編物研究所 公式ブログ

編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤直孝です。

 

 

◎お知らせ

・記事末尾の講習案内に残席数を表示するようにしました。特に狙い目の枠をピンク色で示してありますので、ぜひご受講ください。

・編物講習受講(予定)の皆さまは、以下の3つの記事を一度お目通しください。

「講習シートについて」「ご協力ください」「スケジュールについて」

 

New! ヴォーグ学園東京校・横浜校「伊藤所長の楽しい編物研究サロン」の新規募集開始しています。ご受講お待ちしております。詳しくはこちら

 

 

世の中に出回っている(販売されている)編み図、誘導がとても丁寧ですんなり読みこなせることができるものもあれば、情報不足だったり書いている意味が分からなかったりして止まってしまうものもあります。

ここねぇ、どこまで書くかが難しいところなんだと思います。

それは、編み手がどこまで知識・技能があるかによって、どこまで書いたら必要十分かが変わってくるからです。

たとえば、フェアアイルの伝統的な方法(輪編みで編み込み模様を編んでスティークで袖ぐり、衿ぐり、前立てを切り開く方法)を全くやったことがない人が、フェアアイルの編み図の模様編みと製図とごく簡単な説明だけ載せられた編み図を見ても、とても編み進めることができないと思います。

編むためには、フェアアイルニッティングの基礎的な技法やその意味などを十分知らないといけない。

だから、その編み図の作品を編むために別の指南本を買って熟読し、下手をすればその本の作品をいくつか編んで熟達しないといけない場合もあります。

見本作品の画像を見てとても魅力的に感じ、編み図を購入したはいいけど、いざ中身を見てみると「何なんだこれは…」と諦めてしまうようなのがよくあるパターン。

 

昨年手に入れたキットで、そういうのがありました。

肝心のところの説明が省かれてしまっていて、図示も数字による説明もないのでどう編んでいったらいいかがわからない。

それは、編み物の小さなアトリエ兼教室が出しているキットだったので、そこに行って習っている人じゃないとわからないことが含まれているのかしらん。

そうなると、これは一般向けに販売していいものなのだろうか(ネットで誰でも購入が可能)。

あるいは、これをきっかけに習いに来てください、という呼び水的なものなのか。

 

うーん。

 

結構な値段がしたキットだったので、何とかしたいとは思うのですが。

ある程度経験のある人だったら、勝手に自分でアレンジして、指定の通りでなくても何とか形にすることができるかもしれませんが、そこまでではない人は途方に暮れちゃう。

 

これ、私がこれまでに書いてきた編み図にもそういうのがもしあったとしたらと思うと、難しいことだなと思うと同時に、少しでもストレスなく読める編み図の作成の重要性を思うのです。

以前のブログにも書きましたが、何でもかんでも書けばいいというわけではなく、想定している読者・編み手のレベルに合わせた説明、技術解説を過不足なく入れるというのが大事。

ただ、中にはこれは端折りすぎというのもあったりして、悩まなくていいところで悩むんだよね…

 

そしてさらには、日本古来の編み「図」ではわからなくて、「文章」パターンじゃないと読めない(編めない)という人が近年日本でも増えてきたりしていて、様相はさらに複雑さを増しています。

どうしたらいいんだろうね、動画でずーっと解説する?

そうなると、プロデュースする側の負担がすごいことになるよね。

でももう考え方を変えていかなければならない転換期に来ているのか…

 

 

今日の佐倉教室の皆さんといろいろやりとりしていて、ちょっと考えたことでした。

 

 

※)今度の金曜、2月9日の銀座教室はいくつか空きが出ましたので、ご都合がよければご参加くださいませ!

 

 

ブログランキングに参加しています。

左クリック・タップで応援お願いします↓

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物教室・販売へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

佐倉編物研究所のTwitter
佐倉編物研究所のInstagram

佐倉編物研究所のFacebook

佐倉編物研究所 販売部(作品・キットの販売)

 

☆佐倉編物研究所への仕事の依頼などは、以下へメールをどうぞ(@は半角にして入力し直してください)

info@sakuraknittinglab.com

 

〈おことわり〉

本ブログで、Ameba Pick機能を利用して、広告([PR])として商品のリンク(画像)を貼る場合があります。

 

 編み物ワークショップのご案内

 

※)日程等は変更になる場合がありますので、常に最新の情報をご確認ください。

※)ご予約についてのお問合せ・キャンセル・変更は、必ず当研究所へ直接ご連絡ください。会場の貸し出し元へのご連絡はご遠慮ください。

※)こちらからお送りしている講習の予約受付完了メールやお問い合わせの回答メールが適切に届いていないケースがあるようです。@sakuraknittinglab.comからのメールを受信する設定にしてください。また、迷惑メールフォルダに分配されている可能性もご確認ください。

 

【重要】諸事情により変更がある場合があるので、必ず最新の日付のブログに記載されている情報をご確認ください。

また、ご受講の際は、こちらにご協力ください。

キャンセルポリシー(こちら)も必ずご確認ください。

 

自由なスタイルでレッスンをします。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

受講料は、1コマ2時間半で3,000円です。

ご予約はメール(workshop@sakuraknittinglab.com 迷惑メール対策のため@は全角で書いてありますので、半角で入力し直してください(そのままコピペしただけでは送れません)。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, X(旧Twitter), Facebook, Ameblo))で受け付けます。

原則として2営業日以内に返信しますが(制作に没頭しているときや体調不良時、休業日などはさらにお時間をいただく場合があります)、返信がない場合はアドレスに間違いがないか今一度お確かめください。アドレスがGmailから独自ドメインに変わりました。

※)前日、当日など急ぎの連絡の場合は、従来通り iton13579@gmail.com (@は半角で)にお願いします。

 

1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)

銀座の会議室を借りて講習をします(最寄り駅:銀座一丁目駅、京橋駅、宝町駅、銀座駅など)。

この記事をアップした時点での残席状況

2月9日(金)(午前1、午後2

2月18日(日)(午前2、午後1)

2月23日(金)水天宮前会場(午前満席、午後2

3月1日(金)(午前満席、午後2

3月10日(日)(午前1、午後1)

3月24日(日)(午前1、午後1)

3月29日(金)(午前満席、午後満席)

※)3月の金曜銀座教室は、変則で第1・第5です。

 

金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30

日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

詳しくはこちら


2) 東京都区内の編物教室(月1~2回程度)

この記事をアップした時点での残席状況↓

2月17日(土)東新宿会場(午前1、午後満席)

3月2日(土)東新宿会場(午前満席午後3

3月16日(土)東新宿会場(午前2午後3

午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

基本事項は銀座教室と同様です。

※)東新宿会場は靴を脱いでスリッパで入室していただきます。

※)東新宿会場へは必ず東新宿駅A3出口のエレベーターからアクセスしてください。ここからなら横断歩道も交差点も渡らずに済みます。これ以外の出口から出ると道に迷いやすいです。

 

3) 佐倉の編物教室(月1~2回程度)

地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します。

「さくら住建」のSAKULOUNGEまたは別館リビングで行います(最寄り駅:京成本線志津駅)。

この記事をアップした時点での残席状況↓

2月21日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

3月6日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

3月27日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

※)2024年3月の佐倉教室は変則で第1・第4です。

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

※)別館2階リビングは靴を脱いでスリッパで入室していただきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。