所長の伊藤直孝です。
◎お知らせ
・記事末尾の講習案内に残席数を表示するようにしました。特に狙い目の枠をピンク色で示してありますので、ぜひご受講ください。
・編物講習受講(予定)の皆さまは、以下の3つの記事を一度お目通しください。
「講習シートについて」、「ご協力ください」、「スケジュールについて」
・New! 2024年2月の編み物講習のスケジュールをアップしました。ご予約お待ちしております。
※)金曜銀座教室の2回目(2月23日)は祝日のため、いつもの銀座会場が使用できません。代替として、同日は水天宮前会場(東京都中央区日本橋箱崎町)で行います。
・New! 1月土曜の東新宿教室、かなり狙い目です。ご参加お待ちしております。
かつてNHK教育テレビで、アメリカの子供向け番組「セサミストリート」の日本語吹き替え版が放送されていました。
番組に登場するキャラクターに、カウント伯爵というキャラクターがいました。
彼は文字通り、カウントすること、つまり数を数えることが好きで、あらゆるものの数を数えてばかりいました。
数を数えるというのは生活するうえでの基本ですから、セサミストリートだけでなく日本の子供向け番組、たとえば「ひらけ!ポンキッキ」とか「おかあさんといっしょ」などでも数を数える歌やコーナーなどもあったように思います。
ちなみに「カウント伯爵」は原語(英語)では「Count von Count」と言い、「count」には「数える」という意味と「伯爵」という意味の両方あるということを知ったのは、私が高校生ぐらいのころでしたでしょうか。
昨日の記事でも、確認するという行為を編み物の話につなげましたが、数を数えるということも編み物をする上ではとても重要な行為です。
編み物の編み地は編み目で構成されているので、その編み目の数がいくつあるのか、いくつ作るのかというのを正確に数えるということは、とても大切なことです。
たとえば、作り目(編み地の土台となるもの)を作るときは、その作り目の目数を正確に数えなければなりません。
作り目をしっかり数えておけば、あとはその上に乗せていくようなノリで編み進むことができます。
なので、私は編み物を指導するときは、作り目は必ず2回数えてくださいと伝えます。
不思議なもので、作り目数をちゃんと数えたつもりでも、いざ編んでみると不足していたり多かったりすることがあります。
なので、1回だけ数えて安心せず、念のため2回数えてくださいと言っています。
そうすれば、作り目の数が合わなくてほどいてやり直すという手間・リスクが避けられます(かぎ針編みやアフガン編みの平編みの場合は、多い分にはあとからほどけるので問題ないのですが)。
作り目が無事にクリアできて、途中を編んでいるときも、ときどき目数を数えて、希望通りの目数で編めているかをチェックするのが理想です。
特に、途中で増減目がある場合は、計画通りに目数を増減できているかどうか、なるべくこまめに目数を数えたほうが失敗が少なくなります。
慣れてくると、編みながら頭の片隅で半ば自動的にカウンターが作動して、いつの間にか目数を数えているというなことがあります。
私なんかは、ゾーンに入ったようなとき(高度な集中力が発揮されたとき)には勝手に頭が脳内領域のどこかで数えているようなときがあって、「よし、192目ちゃんとあった」などと安心して編み進めることができます。
よって、数えるということが苦手だったり嫌いだったりすると、編み物をするときには苦労するかもしれません。
面倒くさいんですけど、数えるということをおろそかにすると、ちゃんとした作品は出来上がりにくいです。
ただ、人間が集中して数えられる数ってせいぜい10とか20とかぐらいまでで、編み物では100以上の目数・段数を数えることはザラで、作品によっては1,000近くも数えなければならないこともあります。
けれどもそこは、たとえば目数リングや段数マーカーで小さな単位に区切って数えるなど、道具や規則性などに頼ることで負担が軽減されます。
そうそう、作り目は2度数えてくださーいと言っているということで思い出したのですが、私が20代半ばでスーパーのレジ打ちバイトをしていたとき、紙幣をしっかり数えるということはずいぶんと叩き込まれました。
当時は「二度数え 二度渡し」と教育され、預かった紙幣は必ず二度数え、お釣りを渡すときは手元で二度数え、さらにお客さんの目の前で「千、二千、三千、…」と声に出しながら数え、紙幣と小銭は別々に渡す(二度渡し)というようにやっていました。
紙幣を数え間違えると、レジ内のお金の金額(在高(ありだか))と記録上の金額に千円単位の誤差(違算)が生じてしまいます。
私が働いていたところでは、千円単位の違算が出た場合はそのレジを担当していたチェッカーが聞き取り調査を受け、確か三千円以上の違算が出た場合は反省文なんかを書かされるような決まりだったように記憶しています。
数えるということは、現代社会を生きる上での基本。
同時に、編み物をする上での基本でもあります。
でもさ、人間って間違える生き物だから、一生懸命数えていても間違えるときは間違えるんだよね。
それはそれで受け止めて、そこからどうフォローするか、どう切り抜けるかが編み物でも人生でも腕の見せどころ。
…なんて、ちょっと大げさか。
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1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)
銀座の会議室を借りて講習をします(最寄り駅:銀座一丁目駅、京橋駅、宝町駅、銀座駅など)。
この記事をアップした時点での残席状況
1月7日(日)(午前1、午後満席)
1月12日(金)(午前満席、午後3)
1月21日(日)(午前1、午後満席)
1月26日(金)(午前満席、午後2)
2月4日(日)(午前満席、午後満席)
2月9日(金)(午前満席、午後2)
2月18日(日)(午前満席、午後満席)
2月23日(金)水天宮前会場(午前2、午後1)(暫定数。現在予約確認中)
金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30
日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00
詳しくはこちら
2) 東京都区内の編物教室(月1~2回程度)
この記事をアップした時点での残席状況↓
1月6日(土)東新宿会場(午前2、午後1)
1月20日(土)東新宿会場(午前4、午後2)
2月3日(土)東新宿会場(午前1、午後5)
2月17日(土)東新宿会場(午前3、午後4)
午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00
基本事項は銀座教室と同様です。
※)東新宿会場は靴を脱いでスリッパで入室していただきます。
※)東新宿会場へは必ず東新宿駅A3出口のエレベーターからアクセスしてください。ここからなら横断歩道も交差点も渡らずに済みます。これ以外の出口から出ると道に迷いやすいです。
3) 佐倉の編物教室(月1~2回程度)
地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します。
「さくら住建」のSAKULOUNGEまたは別館リビングで行います(最寄り駅:京成本線志津駅)。
この記事をアップした時点での残席状況↓
1月10日(水)別館2階リビング(午前満席、午後満席)
1月24日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)
※)1月の佐倉教室はいつもと変則で第2・4水曜日です。
2月7日(水)別館2階リビング(午前満席、午後満席)
2月21日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)
午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30
※)別館2階リビングは靴を脱いでスリッパで入室していただきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。