所長の伊藤です。
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昨日のスタミナ超特盛丼の話で思い出したことがあります。
私が大学4年から修士2年まで所属していた研究室で、ちょっと変わったイベントがありました。
研究室では基本的に毎日実験をしていたのですが、たまに、気晴らしというか、息抜きというか、さまざまなイベントごとがあったりします。
その中のうちのひとつが、「ハンバーガー大食い大会」でした。
これは文字通り、制限時間内にハンバーガーをいくつ食べることができるか、その数を競うというものでした。
なぜそんなイベントがあったのかというと、昔は金銭的余裕がない学生が多く、彼らは食べるのにも困っていたということで、腹いっぱい食べさせてやりたいという教授の親心から、大食い大会が開かれるようになったんだそうです。
ただ、そこまでの苦学生は私が大学生・大学院生のころはもうほとんどいなかったようで、当初の目的からははずれて、集まってワイワイやるイベントへと変容していきました。
私が参戦した当時は、マクドナルドのハンバーガーが65円、チーズバーガーが80円の時代でした。
いっとき、マックがえらく値下げしたときがありましたよね、そのときでした。
大学近くのマックに予約しておいて、当日の夕方にみんなで大量に受け取りに行っていました。
あのね、たぶんメンバーの正直な想いとして、そんなにたくさんマックを食べたいわけじゃないんですよね。
でも、教授の当初の想いというのがあるから、みんな頑張って食べるんです。
最初の3, 4個ぐらいは、みんなワイワイ言いながら食べるんです。
ここで、独特のルールがあって、5の倍数個目は必ずてりやきバーガーでなければならない、というのがありました(1~4個はハンバーガーまたはチーズバーガー)。
多くの人は、もう4個ぐらいでおなか一杯になってしまっていて、てりやきバーガーにはなかなか手が伸びない。
ここから先、どういう行動をするかは、研究室への忠誠心の度合いによって分かれるわけです。
教授はよく食べる学生のことが好きだから、忠誠心が強い学生は、頑張っててりやきバーガーを平らげ、6, 7個目に進んでいきます。
一方、この大食い大会のあと実験しないと、と現実的な学生は、何だかんだごまかして5個目にはいかないでそのままやり過ごそうとします。
教授が「もう食べないのか?」とせっついても、「あ、ええ、まぁ…」とハンバーガーに手を伸ばすふりをして、食べない。
このようにして、さまざまな人間模様が繰り広げられるわけです。
さて、食べることがとにかく大好きな私は、当然のことながら優勝候補、毎年トップ争いを繰り広げていたわけです。
修士2年のときは、180cm超で100kg近い同期のK君と競っていました。
二人とも15個ぐらい食べたころ、そろそろ限界かなと思ったとき、教授が気まぐれでK君を相手に研究内容についてディスカッションんを始めたのです。
「そういえば、K、あれどうなった?」
不意を突かれたK君は、急激にペースが落ちました。
この研究室では、教授とディスカッションをするときは、誰もが緊張をしていました。
油断していると、「おい、何やってるんだ、そんなんじゃダメじゃないか!」とダメ出しを食らうのでした。
K君はみるみる餌食になり、ハンバーガーを食べる手が完全に止まってしまいました。
そのすきに、私はさらに3個を重ね、制限時間の90分が経ち、見事に差し切ったのでした。
結局、記録は18個、はじめての優勝でした。
いや、18個も食べたら、もうしばらくは、半年ぐらいはマックは食べなくていいや。
そんな私に贈られた優勝賞品は、マックカード(マクドナルドのプリペイドカード)。
これは嫌がらせ以外の何物でもない。
まぁ、研究成果ではパッとしなかった私には、数少ない名誉でした。
このハンバーガー大食い大会、どうやら教授が退官した後も、准教授が別の大学で教授として赴任した先でもずっと続いていたらしいです。
今じゃいろいろ問題があるのかもしれませんが、昔の大学ってこういう体育会系的な側面って結構ありませんでした?
気合いと根性を振り絞らないと乗り越えられない、みたいな。
どこかハチャメチャなところがあるというか…え?うちの大学だけ?
今はもう無理ですよ、当然、ハンバーガー18個なんか。
そういえば、ハンバーガー18個っつったら何kcal?
5個目がてりやきバーガーで、1~4個がハンバーガー2個とチーズバーガー2個として計算すると、てりやきバーガーが478kcal、ハンバーガーが256kcal、チーズバーガーが307kcalだから、
478×3+256×8+307×7=5,631kcal!
つまり、約2日半のカロリーをこのイベントで摂取したわけです。
無茶苦茶です。
もうこんなの、体力的にも精神的にも若いときしかできないな。
そうそう、実は…
当時、持病の治療で飲んでいた薬のなかに、副作用が「食欲亢進」のものがあったんです。
ですから、私が優勝できたのは、実はドーピング。
ズルしてすみませんでした(笑)
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