「耳と口だけ」を鍛えても、英語の発音が一向に上達しないのはなぜ | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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「口の動き」の映像がベター

 

とはいえ、ここではお勉強モードは禁物。「すべての音を覚える」というよりは、「英語というのは、どうやら日本語とは違った音を持っている言葉らしい」と“気づかせる”くらいをゴールにしましょう。


言葉の一つ一つの音を自覚的に区別しはじめることを音韻意識(Phonemic Awareness)といいます。

子どもはいきなり文字が読めるようになるわけではありません。とくに英語は文字と音の対応関係が曖昧なので、ネイティブスピーカーの子どもでも習得に時間がかかります。ましてや、外国語として学ぶ非ネイティブであれば苦労するのは当然です。

 

ポイントは紙の本で学ぶのではなく、映像の教材を使うということ。音のお手本だけでなく、「口元の映像」が入っているものが理想的です。

赤ちゃんが言葉を学ぶときには、「耳で聞くお母さんの声」と「目で見るお母さんの口の動き」をセットで知覚しています。正しい音を出せるようになるには、正しい口の動かし方をマスターしておくことが望ましいのです。

 

ある研究によれば、子どもが言葉を身につけるときには、生身の人間を真似ながら習得していったほうが単位時間あたりの学習効率が高いそうですが、つねに保護者が子どもに寄り添い続けるわけにもいきませんし、子どもが退屈してしまっては元も子もありません。


リズムに合わせてアニメーションが楽しげに動くフォニックス教材などを効果的に用いつつ、保護者も一緒に練習するようにしましょう。子どものリアクションを見ながらコンテンツを選ぶこともお忘れなく。

 

言語音は動的変化をつくり、その動的変化を感じとるものです。すると口の動き自体はそれほど重要な要因ではありません。