就活で英語力を効果的にアピールするコツ5選 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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就活生のみなさんは、就活に英語は必要だと思いますか? グローバル化という言葉が頻繁に飛びかう現代。外資系企業や商社、メーカーなどはもちろん、その他の業種でも社内で英語を使う企業が増えてきました。スピードが勝負のビジネスシーン。社内用語を英語で統一していれば、いちいち英語から日本語に翻訳する手間や、グローバル人材を獲得する際に起こる言語コミュニケーションの障害を省くことができ、時間の効率化ができますし、余計なコミュニケーションロスが起きません。グローバル化が進む今後の社会にふさわしい体制といえます。また、小学校で英語が教えられはじめるなど、教育シーンもグローバル化に対応し、いっそうグローバル化に拍車がかかっている状態です。

 

国内企業では、まだまだ英語を話せない人が多いのも現状ですが、今後より一層就活生に英語力を求める動きは強まってきそうですよね。そんな状況を踏まえた上で、就活で英語力を効果的にアピールするにはどうしたらいいのでしょうか。就活と英語の関係と、就活で英語力をアピールする際の効果的なアピール方法のコツをご紹介していきます。

 

就活に英語は必要? 就活と英語の関係とは

就活における英語の必要性は以前から話題になっていますが、2010年代初頭には英語を社内公用語とする企業が増えてきました。楽天やファーストリテイリング、アサヒビール、シャープ、日立など多くの企業が社内公用語、あるいはTOEICの超えるべきスコアを設定するなど、さまざまな英語への取り組みを行っています。

このような企業や、海外に輸出入を行っている企業であれば、入社後に英語を使う機会も今後増えてくるはずです。就活で英語をアピールする際には、その企業のグローバル戦略をよく把握した上で、アピール文を作っていきましょう。

就活で英語力をアピールする際の注意点

まず、英語力のアピール方法を具体的に考える前に、下記2つに注意しましょう。

 

1.英語はあくまでツールであるということを認識する

英語は話すための言語でありツールです。ただ英語が話せるからといって、仕事がすばらしくできるようになるわけではありませんよね。大切なのはそれを使ってなにができるか、なにを学んだのかということです。英語ができるからと短絡的にアピールするのではなく、英語を使って学べたことをアピールすることが重要です。

 

2.アピールすべきは企業の求めている能力だと認識する

英語ができることと、その会社に合った人材ということは全く別問題です。もし英語力が求められていないのに、英語力だけをアピールしてしまった場合、ただの自慢になってしまいます。まったく求めていない自慢話を聞かされる面接官は困ってしまいますよね。自分がアピールしたいことを伝えるのではなく、相手が求めているものを伝えるのが正しいアピール方法です。就活で英語力をアピールしたい場合、ただの自慢にならないためにもまずは英語力をいったん頭から外しておき、企業が求めている人材像にフォーカスしましょう。その中で英語力を身につけたエピソードが使えそうであれば、アピールのときに使うのがおすすめです。

 

上記を踏まえて、英語力をやはりアピールしたいという場合、どうすれば効果的にアピールできるのでしょうか。続いて、英語力を効果的にアピールするコツをご紹介していきます。

就活で英語を効果的にアピールするコツ

就活で英語を効果的にアピールしたいときに使ってほしいコツを5つご紹介します。

就活で英語を効果的にアピールするコツ その1.シンプルに資格としてアピール

シンプルに資格欄に英語系の資格を記述するのも手です。就活中に英語力をアピールできる資格として特に有名なのがTOEICとTOEFL。また、TOEICで800~900点台が取れていれば挑戦したいのがBULATSです。

 

実はTOEICで高得点を取っている方でも、ビジネスシーンで会話ができない人も多く業務で英語を使うのが難しい場合もあります。特に英語を使う仕事を志望している方で英語力をアピールしたいのであれば、BULATSを受けることが今後は必須になるといえるでしょう。BULATSはビジネス英語能力のテストとしてEUを中心に有名になっています。テスト内容は読む・書く・聞く・話すの4つをテストするのでビジネスで使える技能がチェックできます。BULATSを資格欄に書くことができれば、実践的なビジネスシーンでの英語力をアピールできます。すでに三井物産、三菱商事、住友商事、全日空商事、商船三井、日立製作所など多く企業の選考に導入され、注目度が急上昇しています。

また、今非常に一般的な英語テストであるTOEICは、どの程度であれば履歴書の資格欄に書いていいのでしょうか。

 

・国内企業:TOEIC730点~
・トップ企業:TOEIC800点~(内定者は900点クラス)

この基準を満たしているようであれば、資格欄に書くことをおすすめします。

就活で英語を効果的にアピールするコツ その2.英語を身につけた方法と努力をアピール

国内企業では英語を使う業務がない企業は多く存在します。そんなときに英語力を効果的にアピールする方法としておすすめなのが、英語力自体ではなく英語を身につけた方法と努力をアピールしていくことです。

 

どのくらいの期間で、どのような工夫をして、どのレベルまで英語力をつけられたのかを説明しましょう。3ヶ月で日常会話レベルまで到達した、留学せずに独学で身につけた、独自の学習法でTOEIC800点を獲得したなど、留学や英会話に通うという一般的な選択以外を実施していれば、努力に工夫があると感じて面接官も興味を持ってくれるはずです。

英語を身につけた方法と努力をアピールすることを通して、仕事において必要な思考回路や方法論を手に入れていることを伝えることができます。

 

・自分で考えて実行する力=自走力
・実行して成果を出す方法=コミットする力

この2つの能力を身につけているといえるのです。

 

英語力をアピールすることで伝えられる「自走力」と「コミットする力」は、初めての仕事に取り掛かるときや、限られた期間で成果を出さなければならないときに使える能力。社会人になってからとても必要とされる能力です。学生時代に何かに頼らず自分の力で道を切り拓いたこと、効率のよい方法を自分で編み出したこと、それで成果を上げた経験があることは大きなアピールポイントとなります。

就活で英語を効果的にアピールするコツ その3.英語学習で身につけたことをアピール

就活で英語力をアピールしたいなら、英語を学習していく中で得た新しい出会いや経験、英語を身につけたことで視野が広がったなど、英語を使ってなにを実現したかをアピールするのも非常に効果的です。

 

例)バイト先でのチャレンジ

英語を勉強し、日常会話ができる状態になったときにバイトとして働いていたカフェに外国人の方が訪れました。お二人とも日本語が話せず、なにかを探しているようでしたが、言葉が通じず諦めかけていました。そのときに勉強した英語を生かそうと自ら話しかけ、探していたものを伝えると非常に感激して、「日本に来てよかった」と喜んでくれました。自分が勉強した英語でチャレンジしたことで、その外国人の方の世界が広がったことを感じました。

このような経験から、日本のプロダクトを海外に販売されている御社で、日本文化のよさやすばらしいプロダクトを提案し、新たな発見を提案したいと考えるようになりました。

このように英語学習によって得られた経験をきっかけに志望動機を構成するのもよいですし、「学生時代に努力したこと」などの項目でこのエピソードを語るのもおすすめです。また、他にもアピールしやすいポイントとしてコミュニケーションがあります。

 

例)英語で学んだコミュニケーション方法

英語力を鍛えたことで、英語を使って外国人の方と話ができるようになり、一緒に運営したイベントを通してコミュニケーションの大切さを学びました。

日本では「察する」という文化がありますが、イベント運営のためには相手に「察する」ことを求めるのではなく、さまざまな意見交換が必要だと感じるようになったのです。

その経験があってから、自分の運営するサークルでも意見を求めるようなコミュニケーションをとるようにしたところ、練習メニューやミーティング内容が大きく変わりました。その結果初の全国大会に出場し、ベスト8まで残ることができました。企業の中でも、こういったコミュニケーション能力を生かして仕事を効率的に進めることができると感じております。

就活で英語を効果的にアピールするコツ その4.英語✕専門でアピールポイントを作る

就活で英語力を効果的にアピールしたいなら、英語力のみをアピールするのではなく、英語と自分の専門性をかけあわせてアピールするのも非常に有効なアピール方法です。

例)英語とITをかけあわせたアピールポイント

中学時代に独学でプログラミングを学んでいた頃から徐々に英語の学習を始め、今では翻訳サイトを使わなくても理解できるようになってきました。そのおかげで日本に流通する前に、新しい言語や開発スキルに触れることができるようになり、自分のスキル向上と効率的なプログラミング習得ができるようになりました。

 

ここで身につけた、スキルをキャッチアップする能力と、効率的な開発を進める思考方法で御社のシステムエンジニアとして活躍できればと思っております。

例えば英語力×IT分野なら、このようなアピール文を作ることもできます。英語力単体だけではなく専門性をプラスしたことで、いっそう説得力とアピール力のあるエピソードができあがります。

就活で英語を効果的にアピールするコツ その5.英語での自己紹介や自己PRを準備

就活で英語力を身につけたというアピールをすると、「では自己紹介を英語でお願いします」「自己PRを英語でお願いします」といわれることも多々あります。せっかくの英語力を生かすためですから、日本語で伝えていない魅力を伝えられる英語の自己紹介と自己PRを用意しておくのがおすすめです。

英語が話せたとしても、用意していた日本語の自己PRと同じことをいっても意味がないでしょう。また、自己紹介がパッと出てくるかどうかは、面接で緊張しているので確実ではありません。英文で作って準備しておくことで、いざというときにも慌てずに対応することができますよ。

 

就活で英語を効果的にアピールするコツ まとめ

就活をするときに気になる就活と英語の関係、そして就活で英語力を効果的にアピールするコツを5つご紹介しました。英語はあくまでツールとして考えること、企業が求めている人材像をとらえることの重要性や、英語を勉強したことで身についた能力・経験などを話すことで自分の魅力をよりわかりやすく伝えることができるようになります。

英語力をアピールするといっても単純な能力だけにとらわれず、自分の魅力をアピールするための方法の1つとして考えることで、より説得力のあるアピールを目指してみてはいかがでしょうか。

 

英語で学んでいる場合はぜひ参考にしてください。