小学校にもっと英語を | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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茅野市が「英語教育推進アドバイザー」として台湾高雄市から今年度招聘した英語教諭、鍾秋霜(チュン・チュシュアン)さん(50)が26日、市役所で会見し、抱負を語った。小学校の英語活動について「もっと英語を増やし、日本語は減らしたい」などと語り、英語を身近に感じることで「自信をつけて国際交流にトライしてほしい」と期待している。

アドバイザーの配置は、姉妹校提携を結ぶ茅野市と台湾高雄市の中学校交流事業がきっかけ。2020年度からの新学習指導要領で小学5、6年生の英語活動が教科に変わり、授業時数が35時間から70時間に増えることからも、文部科学省が掲げる移行期間(18~19年度)に先立ち、1年早く準備を本格化した。

鍾さんは来年3月まで茅野市に滞在し、市から委託を受けた▽小学校における英語教育への助言▽中学校英語教諭との英語学習の研究▽英語教育推進の課題研究▽中学校交流へのアドバイス―に取り組む。3月に来日し、4月は市内の小学校などを巡回し、英語活動を視察していた。

小学校の英語活動について、鍾さんは、小学校教諭に英語指導の経験がないことや、教科書の学習だけでは不十分であることを指摘。また、ALT(外国語指導助手)の在任期間が短く授業があいさつ中心になっていることや、ALTが英語で話しても担任が日本語に「通訳」している現状を挙げた。日常会話に基づく英語中心の授業で、小さな学びと活動の積み重ねていく学習法を提唱し、英語を聞き、話すことの重要性を強調した。

また、日本語で行っている給食の献立紹介を「週1回英語でやってみて」と語り、学校生活に英語を取り入れることを提案。先生や友達、家族に「感謝」するクリスマスカードを英語で書くことを目標に掲げ、教職員と話し合いながら英語教育の充実に取り組む考えだ。「難しいと思っても一歩を踏み出せば大丈夫」と笑顔を見せた。