日本人が英語下手の理由「植民地経験がないから」 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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中国ではこんなような記事があります。


ジャパニーズイングリッシュと揶揄される日本人の英語力。英会話が苦手という人は少なくないだろう。実際、TOEFLの結果からもそれは明らかで、日本人の2010年における平均点数はアジアで27位と、19位の中国にも大きく差をつけられている。中国メディアの中青在線はこのほど、「日本人はどうして外国語を話すのが苦手なのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
 

ジャパニーズイングリッシュと揶揄される日本人の英語力。英会話が苦手という人は少なくないだろう。実際、TOEFLの結果からもそれは明らかで、日本人の2010年における平均点数はアジアで27位と、19位の中国にも大きく差をつけられている。中国メディアの中青在線はこのほど、「日本人はどうして外国語を話すのが苦手なのか」と題する記事を掲載した。

 

記事は日本人が外国語を苦手だと主張する理由の1つとして「学習法」を挙げた。明治維新後、日本は英・仏・独の3カ国から科学や文化を学んだが、当時の日本には外国人がほとんどいなかったため会話の機会がなく、本で学ぶしかなかったため会話が苦手になったと分析した。

 また、「日本は植民地経験がないこと」も英語力が低い理由だと主張。植民地の経験がある国は統治国の言語を学ぶ必要に迫られるため外国語を学ぶことに慣れているとし、例としてフランスの植民地であったベトナムでは、英語やフランス語を上手に話す人が多いが、植民地経験のないタイは英語が下手な人が多いと論じた。

 

記事は別の理由として「日本語で高等教育が受けられるという便利さ」も障害になっていると指摘。明治時代にはすでに、欧米の専門書の日本語への翻訳が行われ、最先端の研究結果が日本語で読めるようになっており、英語の学習に多くの時間をかけなくても専門分野を学ぶことができることが、英語学習にとっては不利になっているとした。

 

さらに、「外国語ができる人が冷遇されること」も理由として指摘。翻訳者として便利に使われるだけで「ただの翻訳者には重要な仕事は任せられない」という「おかしな現象が見られる」ため、お金と時間をかけて英語を学んでもメリットが少ないとした。

 

世界の共通語である英語は諸外国とビジネスするうえで不可欠な道具だ。高齢化が進み、海外へと市場を広げる必要のある日本にとって英語力の向上は重要な課題といえるかもしれない。