川合メソッドはなぜ、「自分で聞いて」自分の発音を直していくの? | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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川合メソッドの川合氏のブログです。


http://d.hatena.ne.jp/creato-k/20120316/1331857347


”それは耳で聞いた発音と同じに口で発音する力を育てるためです。これができないと英語の文章をネイティブと同じにいうことができないからです。


3月15日のブログで聞いていただいたように、強弱強弱の弱いリズムに入ったところの音は、もう誰かに「こう発音するんですよ」、と教えてもらうことができない音なのですね。


これは、自分で聞いて同じに言うしか、やり方がないのです。ナチュラルスピードの英語からいきなりモデルの英語と同じに言うことはできませんが、初級のやさしい英語から耳で聞いた発音と同じに口で発音する練習をしてきた人はナチュラルスピードの英語になっても、強弱の弱いリズムに入ったところを、ネイティブと同じに言うことが出来ます。


つまり、英語の文章をネイティブと同じリズムとイントネーションでしゃべろうと思ったら、耳で聞いた発音と同じに口で発音する練習を初級のときからしていないとできないということなのですね。


ですから、川合メソッドでは練習の最初から耳で聞いて、同じにいう練習をするのです。英語は文章でしゃべれないと、会話はできませんね。”
このリズムやイントネーションを重視する、そして自分で聞く事を重視するのは私とまったく同じ考えです。


使っている例文も私も同じような英語表現があり大変うれしく思いました。
しかし、この川合氏は発音記号ベースの発音で教えております。つまり英語には音素となる基本の音があると言う前提で説明して、教えております。


そこに大きな矛盾があると思います。それは川合氏はリズムやイントネーションが違うと聞き取れないと言っておりますが、それでは正しい音が並んでいても何故聞きとれないのでしょうか。その理由は音素を聞いているからでないからです。


言語音には音素が並んでおりません。そして人間はその音素を聞いておりません。すると音素をベースに教える事は間違いであり、効果的でありません。


もちろん英語ネイティブも音素は習いません。それよりも言語の発達は連続的な音の変化であり、言語の起源や発達から見ても言語の音を要素に分けたり、その音をベースに学習するのは効果的な学習でありません。