「英語の音の出し方を教えることは間違った教授法?」 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

大澤真知子氏に発音は調音方法を教えるべきでないと言う事を書きました。
そして次のような答えをもらいました。

http://profile.allabout.co.jp/w/c-63837/

しかし、私は納得できません。

神戸大の次の資料をご覧ください。

 
www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/kaken/K0002110.pdf


次のような説明があります。 

”日本語を母語とし、海外に長期滞在経験をもたない大学生を対象にしたアメリカ英語のRとLの近くについて様々な実験を行ったところ、次のような特徴が明らかになった。二者択一の課題でも日本人の平均正当率は65%程度である。RとLの主たる音響的差異は第三フォルマントであるが、日本語話者はF3に頼らず、むしろ第二フォルマントや持続長を手掛かりとしている。”

 

 

”音声知覚と音声生成の間には密接な関係がある。第二言語の学習では知覚と生成の間にどのような関係があるのか調べるために最初のステップとして、知覚と生成間での訓練効果の転移を調べたところ、RとLのミニマルペアの同定課題を用いて日本語母語大学生を対象にした知覚学習実験を行い、訓練前後の発音明瞭度を測定たところ、知覚の訓練しかしていないにも関わらず発音の明瞭度も上昇した。また、スペクトログラム表示、またはHMMよる発音評定結果をフィードバックとした発音訓練を行ったところ、発音の明瞭度でなく、知覚の成績も訓練前から訓練後にかけて上昇した。”

つまりLとRの聞きわけの問題はフォルマントの変化の問題です。

それを改善するためには”音声知覚と音声生成”、つまり発音を聞いて
練習することです。

自分の発音を聞いて矯正することです。
発音する方法を教えるのは、自由な発音練習を阻害しますから、
どう考えても良い教授方法とは言えません。