英語発音の不思議 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

私は英語発音関係の本を数十冊持っております。そのすべては音素ベースで、まず基本の音を勉強して、次に単語とか文章の発音を勉強します。その本にはモデル音がついている場合も多く、全てがネイティブが録音しております。



私は英語の発音を40年近くやっていますが、音素ベースでは絶対にネイティブのような自然な発音にならない事に気付きました。大きな問題はネイティブでさえも発音記号に忠実にと言うことです。ネイティブは発音記号に忠実かと言えば、本当は大変いい加減です。しかし、ネイティブと言うだけで音素に忠実であれば自然な発音になる事として受け入れています。英語の発音の大事なポイントはどこまで発音記号にいい加減で良いのかという事です。



現実的にネイティブのように発音するためには、かなり各音素の発音はいい加減にしないとできません。音素に忠実にそしてネイティブの発音を要求するは本だけでなく、多くの英語学校でも同じ事です。私も日本語の音は区切れていると信じていました。意識的には区切っているつもりだし、区切って聞こえるからです。以前の私が日本語を教えたらやはり、50音に忠実にと言ったに違いないでしょう。



英語の発音は聞く人は、どうせ全部の音素を聞き取れませんので、話す人にとれば発音し易い音が一番良い事になります。現在の英語の発音はどうせ聞き取れない音素の音に拘り、逆に発音を難しくしています。



私は英語の発音は話者、つまり話す人の便宜のためだと、掲示板に書いて大変多くの批判を受けました。それは、音声学を無視した発言と言うことで批判を受けたのです。



しかし、私は英語の発音の極意は”悪い表現をすると”どう音素をごまかすかであり、そのごまかしが非常に上手なのがネイティブの発音なのです。