EnglishCentral.comの社長と会長の大きな意見の相違 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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前のブログで、会長からの返事をすべてを見てもらいました。しかし、以前に公開した松村氏からのメールの内容と大きな違いがあります。それよりも、今回松村氏が私に直に会長と話せと言われ、ちょっと不審に思ったのです。



本来であれば、松村氏が取り仕切るべきだと思いました。しかし、私に直接コンタクトさせたのは松村氏も会長から私にいろいろ直接聞いて欲しい気持があるのかもしれません。松村氏よりはネットヤクザのような私の方が自由に聞ける立場にあります。そうでなければ社長と会長で大事な事で意見が違う事はあり得ないからです。



会長のメールでもっとも奇異なのは現在の音声認識はまだベータであると言う主張です。ベータだから改善をしているし、無料でやって何が悪いと言うのです。EnglishCentral.comのヘッダーにもBETAの文字が表記してあるだろうと言うのです。



カプランの石渡誠氏はこう書いています。
「そして投資ファンドのGoogle VenturesやAtlas Ventures等の潤沢な資金のバックアップがあり、当初は期間限定の無料サービスとしていたものを、期間終了後も無料提供を続ける事ができているようです。」



つまり資金は十分にあるから当初の計画よりもっと長く、無料サービスを続けていると言う説明です。実体は有料にできる程の完成品でないのです。日本人スタッフの松村氏は会長の言うようにまだ、ベータだから無料とは言っておりません。



音声認識ソフトがベータと言う事は日本人の英語学習者をモルモットで使ってデータを集めているわけで、本来ならEnglishCentral.comは学習者に金を払っても良いはずです。



過去のニュースリリースではこういう説明です。



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EnglishCentral、録音音声で発音を評価。英会話学習サービスを無料β公開 

2009/09/16 22:05  by Venture Now 編集部    
株式会社EnglishCentral(本社:東京都港区、代表:アラン・シュワルツ)は16日、独自開発の音声認識技術を活用した英会話学習サービス「EnglishCentral」β版を無料公開した。10月16日より、有料サービスの開始と併せて正式版に移行する。

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この説明から判断すれば現在でもベータ版と言うのは日本人をあまりにも馬鹿にした話しです。去年の9月16日には10月16日より有料サービスの開始と併せて正式版に移行する、と言っているのですから、この時点でソフトはほぼ完成の域にあったと考えるべきです。



このリースのベータの意味は音声認識のプログラムの改善でなく、トータルのシステムのチェックであり、このシステムチェックは去年の10月16日で完了させると理解できます。



会長は昨日のメールで実は彼の目指す音素のミステイク・モデリングの音声認識システムを完成させるのはほぼ無理な事を言っております。
”Did you see my previous email about mistake modeling and the references I sent you?  Mistake modeling on phonemes is one approach, but the state of the art accuracy levels as documented in those papers has a ways to go.”



社長の松村氏は去年の9月16日のリリースをそのまま信じて行動や発言しており、会長はまだ音声認識は未完だと発言しており、もっとも重要な事に意見が違っては大変に困った事です。



社長と会長のどちらが問題かは分かりませんが、事実は去年の9月16日も今日でも音声認識はベータ版で手直しをしていると言う事実です。



何よりも驚きは次の発言です。
I responded to this in my further email.  Our plan on launch of V1 is to rely on “shadowing” more and “aggregate error detection”. 



音声認識による発音の矯正よりはシャドーイングを重視すると言うのです。会長の経歴には次のようになっています。



”アラン・シュワルツ──代表取締役会長、EnglishCentralの創設者兼CEO。AT&T研究所、SpeechWorks、及びNuanceでの音声認識分野における経験は12年に渡る。同Nuance社の携帯電話及び車載関連部門の部門統括責任者を務めた後、2008年に同社を離れEnglishCentralを創設するまでは、日本含むアジアパシフィックの取締役としてオペレーションを管理していた。プリンストン大学でBAの修得後、ハーバード大学法学大学院でJ.D.を修得。”



少なくともEnglishCentral.comの重要な売りの一つは、音声認識による発音矯正であり、そのためには会長の経歴は魅力があるのです。ネットで調べてもEnglishCentral.comはどこにいても発音を評価してもらるのが良いと書いている人がたくさんいます。



しかし、音声認識による発音の矯正よりはシャドーイングを重視すると言うのであれば、会長はシャドーイングの効用やシャドーイングの使い方を知っているのでしょうか。多分に英語ネイティブの人間はシャドーイングをやったことすら無いでしょう。効果的に教えるのは無理でしょう。



音声認識がうまくいかないからシャドーイングを使うようですが、会長が当初に会社を立ち上げた時のビジネスモデルとは大きく変更を強いられていますがどうでしょうか。



カプランの石渡誠氏はこう書いています。
”まずEnglishCentralの創設者兼CEOであるアラン・シュワルツさんは、前職ではカーナビをはじめとした様々な組み込みの音声認識でプロダクトを展開していたのこと。そこで培った最先端の技術を他分野でも生かすことを考えた時に、この英語学習サイトを思いついたそうです。”



これは松村氏の説明を真に受けていると思います。最先端の技術とは音声認識の技術であり、シャドーイングなら石渡氏の方が会長よりはずっと専門家に違いありません。



投資家も音声認識の技術を含むビジネスモデルを評価したと思いますが、そうであればその投資家をも欺いている感じがしますが言い過ぎでしょうか。



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