臨界期の克服 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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言語学習において”臨界期”を上手に克服することは大変重要な事です。



まず臨界期と言うのはある時期がくると、学習ができなると言う意味です、そのような意味での臨界期は存在しません。私は我々の先輩が訳を間違えたと思っています。



英語のcritical periodは”臨界”と言うよりは、言語が習得できる”重要な注意すべき期間”の意味の方が強いのです。そしてその期間が過ぎると、言語を習得するのが大変になる期間が必ずきます。



私はその期間が”臨界期”だと思っています。しかし、言語習得ができなくなるのでなく、難しくなる期間だと思っています。これは医学的にも言語習得の”臨界”の時はこないと考えらています。



もし、言語習得に”臨界”に当たる時事があるなら、教える意味ないし、学習する意味もないし、覚える意欲も湧かないでしょう。その意味では我々の先輩がcritical periodを”臨界期”としたのは大変な”誤訳”だと思っています。



言語の習得が難しくなる時期が存在するのと、もう一つ大きな問題は母語の干渉があります。これは日本人であれば日本語訛りがあり、その日本語式の発音が英語発音の邪魔をするのが、最も大きな母語の干渉です。



言語習得の難しさを克服するのも、母語の干渉を克服するのも最も効果的なのは自分の発音を録音して聞く事です。



この2つの問題は発音とリスニングの問題が大きく、どちらとも録音して聞くことがベストの方法だと思います。



言語が習得し易い時期から、習得し難い時期になる最大の変化は聴く力なのです。聞いた音を自分で聴いて自分なりに発音できていたのに、発音でき難くなります。



しかし、母語である日本語はリアルタイム聴覚モニターを使い、常に問題なく作動しているのです。しかしそらが”臨界期”を過ぎと第二言語にはうまく作動しないのです。



その上手く作動しない聴覚をうまく作動さえるのは自分の発音を聞いて悪い部分を矯正する事なのです。



モデル音を聞いて真似する学習は聴覚を鍛練するためにはほとんど効果がなく、その結果言語習得が難しくなる問題、母語の干渉にもほとんど効果がありません。



英語の音声学習はこの2つの問題が解決すれば、母語も第二言語も大きな違いはなく学習できると思っています。