聴覚の時間差フィードバック | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

スポーツのほとんどは動体視力と筋肉運動の連携で、それぞれを集中して練習する事ができます。



しかし、英語の発音とリスニングは筋肉と聴覚と運動に分離できません。それは発音運動に最も大事なのは聴覚だからなのです。



もちろん発音できれば聞き取れると言う関係ではありません。言語の発音が正しいと言うの感覚的なもので、厳密に発音が正しいと言う判定は人間が聞いて判断する以外にありません。



発音できればと言いますが、事実は聞いて分かってもらえるかどうかは、発話している本人も分かりません。発言した内容が間違って聞きとられる事は頻繁に発生するのはそのためです。



言語の音とは相手が分かってくれるだろうと言う音を想定して発音しているにすぎません。そして相対音感である現代言語は常に前の音との相対的な関係を保ちつつ、調音を続けます。



だからその発音をコントロールしているのは聴覚なのです。その聴覚が発音もリスニングもコントロールしているのが事実で、発音の筋肉運動が聴覚をコントロールしているのではありません。



それなら、聴覚を集中的に鍛えれば効果的かと言えばそうではありません。発音は音を連続的にコントロールしますので、聞いてみて始めて判断できます。



言語音は発音をしてみなければその判断ができません。臨界期以前であれば話しながらの音の調整も可能ですが、臨界期以降はそうはいきません。



臨界期以降は、時間差でフィードバックを得て、自分の発音を聞くことにより、発音の矯正が効果的になります。



この時間差フィードバックを得るのが、録音して聞く事です。もしこのフィードバック・ループを効果的に進めるなら、録音再生の楽なデジタル機器が有効です。