英文を速く読むこつ | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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アメリカの大学にはスピードリーディングと言うコースを教える学校は多くあります。私が最初に行っていた地方の公立のジュニア・カレッジでも教えていました。私もそのコースを実際にとりました。



半年のコースですが、私も読む速度は数倍にもなりました。現地のネイティブは平均的には1分で250ワードから300ワードですが、私の仲間には1分間に1万ワードくらい読めるようになった者もいました。スピードリーディングは間違いのない、誰もが身につける事ができる、英文の読みテクニックなのです。



そのためには特に次の訓練をします。
1.目の滞留時間を短くする。
2.目を動かさないで認識できる英文字を多くする。
3.目の動きを速くする。



これは日本語の速読のテクニックの教え方とほぼ同じです。英語のスピードリーディングも幾つかの単語の塊をあたかも漢字のように一目で意味が理解できるようになると、読む速度はかなり速くなります。



そのために、同じ人間でも、読む英文の行の長さによって読む速度はかなり違ってきます。



門田氏の下記に算出した実験では最も環境の悪い画面で、特殊な機材をつけたままでは、人間がどのように英語の文字を読んでいるかはとても測れる状態にはありません。



1.眼球滞留時間             平均200~250ミリ秒
2.眼球移動時間             平均30~40ミリ秒
3.1回の停留で知覚する文字数    ほぼ8文字



そしてこのような実験から、人間が英語文字を理解する場合には単語を認識して、辞書を参照して、英語を理解していると言うのです。



それは日本人が英語を聞いた場合に音で聞いても、文字で聞いても音韻ループを使い同じ処理をしていることを無理に証明したからです。



そうすることにより、音読は話し言葉の英語にも、書き言葉の英語にも大変有効な学習手段だと言いたいからなのです。