食べにいったお店は、3種類に分けられます。
①もう行かなくていいと思う店
②また行きたいと思う店
③悪くはなかったんだけど・・・という店
①のもう行かなくていいと思う店は論外として・・・
②のまた行きたい・・・と、③の悪くはなかったんだけど・・・という店の違い、つまりリピートポイントって何なんだろうって、いつも考えます。
で、私なりの結論・・・・「また行きたい」と思わせるには、その店独特の個性、インパクトのようなものが必要ってこと。やっかいなのは、この個性、インパクト
は、強すぎると客を遠ざけるということ。
味という観点から、思い出すのは某ラーメン店です。
ン年前、一世を風靡したその店は当時営業時間中は常に文字通り長蛇の列。メディアにもたびたび登場する超人気店で、並ばずして食べられることは決してありえませんでした
その店のウリは「とんこつスープ」。かなり濃厚で強烈な癖のあるその味がリピーターを呼んでいました。私の友人にも熱狂的なファンがたくさんいました
私がその店を初めて訪れたのは、その店を、もはやメディアであまり見かけなくなった頃です
私は、店に近づくにつれどんどん強烈になる独特の匂いに正直かなり抵抗を感じましたいささか不快感すら覚えるその匂いは目指していたラーメン屋さん、まさにそのスープから発せられる匂いでした。で・・・、すでにその店は並ばなくても食べられるラーメン屋さんになっていました
人気低下の理由のひとつには、とんこつラーメン自体の人気がピークアウトしたというのももちろんあったかもしれません。でも、もしかしたら・・・そのスープの個性が、度を越してしまったんじゃないかな・・・とも思いました。人気店だったころの味を知らない私には事実を確かめようがなかったのですが、長蛇の列をなす人気店だったころは、不快感をもよおすちょっと手前で、その強烈さを「おいしさ」として微妙に保っていたのではないかな~と
弱すぎず強すぎず、でもしっかり客を惹きつける、ほどよい個性、インパクトがあること。これはかなりの「技あり」
次回からの私の「食べもの屋さん」の記事では、私にとってのリピートポイントが何かについてもコメントを付記していこうと思います。(ちなみに・・・・リピートポイントは味に限りません・・・)
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