今の事務所は広告をたくさんしているので、広告を見て電話をかけてくださるお客さんが一定数います。
1日多いときで10件以上かかってくるときもあります。
もちろんメインは借金問題の電話相談ですが、他の法律相談もたまにきます。
お客さんも借金相談と違って、無料の電話相談と思ってかけているので、受任につながることはめったにないですが、幅広い知識が要求されて勉強になります。
交通事故の相談もありました。
うしろから追突されて、むち打ちになって何度か通院した分の慰謝料を受け取ったが、その金額は妥当か。という内容でした。
その電話を受けてみて調べてみて知ったことですが、慰謝料は基本的にそう多額はとれないこと。基準が何種類かあって自賠責基準では低いが、日弁連基準で主張すればアップも可能だということが分かりました。交渉という観点から見れば債務整理事件と通じるものはあります。
消費者問題もありました。美容手術を受けたが、その金額が後から調べたところ法外に高いのではないかという相談でした。その手術が適正な手術であれば、金額にもよりますが、すでに払ってしまった分を取り戻すのはかなり難しいようです。
こういう相談を受けてみて思うのは、やはり過払い金の返還請求というのは民事事件では例外中の例外ということです。それは、それは法律の絶対的な後押しがあるので最初から勝つのが分かっている勝負であることです。
さきほどの例を見ると民事事件は完全な白黒がついているケースはまれで、争って(裁判になって)もどれくらいの勝算があるかは見えにくいものです。
そして金額が大きくないと司法書士費用又は弁護士費用、裁判費用をかけても費用倒れになるリスクは常につきまといます。
今は過払いブームですが、過払い金返還請求が普通の民事事件とは思わないように強く意識したいと思います。