経営の神様と言われる松下幸之助氏。
新年にしたためられた詞が
パナソニックの新年の広告に
大々的に掲載されていました。
その詞「この日この朝」をご紹介します。
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心静かに年が明けて、
心静かに新年の形を立てる。
まずはめでたい新春の朝である。
ゆく年の疲れをいやしつつ、
去りし日の喜びを
再びかみしめている人もあろうし、
あるいは過ぎし年の憂き事に
しばしの感慨をおぼえている人もあろう。
人はさまざま。
人のさだめもその歩みもまたさまざま。
さまざまななかに、
さまざまな計が立てられる。
そんな中でも大事なことは
ことしは去年のままであっては
ならないということ、
きょうは昨日のままであっては
ならないとこいうこと、
そして明日はきょうのままであっては
ならないということである。
万物は日に新た。
人の営みもまた、天地とともに
日に新たでなければならない。
憂き事の感慨はしばしにとどめ、
去りし日の喜びは、
これをさらに大きな喜びに変えよう。
立ちどまってはならない。
きょうの営みの上に明日の工夫を、
明日の工夫の上に、
あさっての新たな思いを。
そんな新鮮な心を持ちつづけたい。
そんな思いで、
この日この朝を迎えたい。
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こういう言葉を目にするとき
ただ「なるほど」と読みとばすか
偉い人が書いたものだから、と
ありがたく受け止めるか
それこそさまざまでしょうが、
自分の行動に照らし合わせて
今の自分の姿が浮かんでくると
もっとも効果的に受け止められます。
さらに何度も読み返すことによって
より深く理解できるようになります。
もう一つ、松下幸之助氏の格言集の中に
これを要約したような言葉を見つけました。
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人と比較をして劣っているといっても、
決して恥ずることではない。
けれども、
去年の自分と今年の自分とを比較して、
もしも今年が劣っているとしたら、
それこそ恥ずべきことである。
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そうなんですね。
不動産投資でも、
結果を出している人、成功している人は
たくさんいますが、
「成功」っていうのは
自分自身が求めた状態になっている
ということだと思うのです。
人から見て成功しているとか
人と比べて成功しているとか
ほとんど意味のないことですね。
自分の評価は自分で決める。
そのためにも
昨日よりも成長した自分
今日よりも学びを得ている自分を
明日につなげようとする意識が大事です。
ぼーっとしていると、時間は
あっという間に過ぎていきます。
そんな時、
気づかないうちに時間を消費しているのか
エネルギーを充電することを意識している
のか、によって
明日の自分がぜんぜん違うものになります。
人と比べないこと
しっかりと今日の自分を見つめること
まずはこの基本に根ざすことが
成功への第一歩ですね。
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