遠い親戚に

横浜で会社経営をしている

セレブがいる



私は直接

会ったことがないが


両親からは話を

聞くことがあった



娘が通うエリート校には

生活水準が高い家庭が多いが


都会のセレブとは

桁違いなので


当時聞いた話を思い出すと

別世界だと感じる



随分前に横浜で

御曹司の挙式披露宴があり


両親が参列した際に

親戚が横浜市内を

案内してくれたそうだ



一等地にある豪邸にも

お邪魔したようで


大学生だった娘さんが

歳の離れた女性と一緒に

寛いでいて


その女性のことを

〇〇ちゃんと呼び


「パパ

 これから〇〇ちゃんと

 ランチに行ってくる」


と言って

出かけたそうだが


後から聞くと

その女性は

父親の愛人だったという



愛人がいることには

それほど驚きはないが


家族公認の仲で

身内のように

付き合っているのが

不思議だった


ましてや自宅にも

普通に出入りするのだから

理解に苦しむ



親戚の家庭が

特殊なのか


セレブでは珍しくない  

ことなのか


いずれにしても

セレブの生活は

未知の世界である





未知だからこそ

興味が湧くもの



よく読む

マキシマリストのブログで


日々のセレブな生活を

知ることができる



ミニマリストのブログと

同時に読んできたが


ミニマリストの生活は

地味なだけに退屈だ



そういえば

ここのところ


ミニマリストのブログを

読んでいない




チヤホヤされていた

モテ期の頃に


セレブ婚のチャンスが

ないわけではなかった


しかし

もし結婚したら

どんな生活になるか

という仮定法が


ものすごい勢いで

頭のなかを駆け巡り


そこには

“愛人”の存在も

見え隠れしていた



すると

嫌な想像ばかりが

膨らんでいく



私は永遠に

オンリーワンでありたい


そう強く思った時

ごく普通の家庭生活を

求めるようになった



しかし、、





高級車の助手席に乗って

ドライブデートが

可能だった全盛期


一度だけでも

華やかなデートの思い出が

あったらな… と


鏡に映った

所帯染みた姿を見て

ぼんやりと思う