隣町の山ともさんが食事会に持って来た山部産の富良野メロンを見て
10年ほど前に登った富良野市の西に聳える芦別岳を思い出した。
芦別岳は夕張山地のひとつで標高1726mのそれほど高くない山だが
北海道の山には少ない急峻な山頂から北海道のマッターホルンとも
形容されている。
当日は体調が余り良くなかったが、登山を決行して予想以上に疲れて
しまい、下山後のブログアップを放置したまま忘れてしまっていた。
幸い残っていた写真を見ると、僕は疲労困憊だがさくらは終始笑顔。
そんなさくらを皆さんに見て欲しくて遅まきながら記事にしてみた
登山口から暫くは歩き易そうな道
6時59分 呻吟坂の序盤と書いてあるからここから厳しい坂になったのかな
さくらが急坂を見上げている
険しそうな箇所は自分が先行するものと決めているさくら
登りやすい所を選んで登坂
そして、後に続く僕を見守ってくれている
7時54分 山口から3.6kmの鴬谷。ここまで1時間40分
この先も険しい登りが続いていたようだ
9時02分 稜線に出てひと息ついたみたい
高山植物が顔を見せ始めた
ハクサンチドリ
さくらが見上げる先は
これから越える岩峰と手前に群生するチシマノキンバイソウ
9時39分 何故か体が重くて、珍しくこの先に少し不安を覚えた
でも残雪を見て嬉しそうなさくらに励まされて先に進むことにした
チシマフウロに癒され
峰を越えると
笑顔で迎えに来てくれた
10時04分 さくらは大好きな雪渓に出会って
嬉しそうに雪の上を駆け回って遊んだ
山頂までもうひと息だよと言ってたのかな
眺望は良くなかったが稜線に出ると
それでも満足げな顔
ここまで歩いて来た道を振り返り
登頂できた喜びを全身に表す(笑)
10時31分 三角点タッチ
そしてお決まりのポージング
雲の切れ間から周りの夕張山地が360度眺望できた
この頃はパノラマ撮影が出来るコンデジを愛用
11時12分 下山開始
誰も居ない下山は駆け足
チシマギキョウ
ヨツバシオガマ
ウコンウツギ
帰路も足が重たい僕を尻目にズンズン先を行く。
でも距離が開いたり、姿が見えなくなると直ぐに駆け戻って来る。
だから、さくらは僕の2~3倍の距離を歩いただろう
12時44分 見晴台まで下りて来た。登山口まであと半分ほど
登山道に残った動物の糞。大きさからしてエゾタヌキの物かと思ったが臭わない。
ヒグマの糞にも似てるが、だったらさくらが怯える筈
14時24分 無事下山。痛む足は親指のマメが潰れていた。
当時はヘロヘロになっていたと思われるが、今は懐かしさでいっぱい。
一度切りの芦別岳とさくらの笑顔がたくさん撮れていて良かった