南三陸の被災地で車中泊をして
翌日は石巻の復興イベント会場に立ち寄った
さくらは大阪から被災地見舞いに来た犬としてテレビや地元紙の取材を受けたり
津波に店を流された露店で客寄せの手伝いをしたり
イベント会場で写真モデルになったり
そんなさくらに触れて家を無くして仮設住宅で暮らす少女に笑顔が戻った
翌日はニュースで何度も見た陸前高田の市街地へ
半年経ても被災当時のままで
瓦礫の山が幾つも出来ており
数えきれないほどの廃車
さくらはもう見てられないとばかり身を伏せた
人や車をあまり見掛けないのに、目を引いたのが満車のパチンコ店駐車場。
全国から手弁当のボランティアが汗を流している中、昼間からパチンコ店が
賑わっている風景はどう見ても違和感があった
気分転換に登米市の石ノ森章太郎ふるさと記念館に立ち寄って
さくらと遊んだ
山に登りたくなって宮城蔵王の最高峰刈田岳に寄り道
蔵王のシンボル御釜の好展望台だがガスで見えなくて残念
でも、帰り道で落とした手袋をさくらが拾って来てくれて気持ちは晴れた
福島県に下って北部の山、霊山(りょうぜん)登山。
奇岩巨石が続く南北朝時代の城跡など歴史の舞台にもなった山で
太平洋の眺望と岩稜に映える紅葉が印象的だった
さくらの目の先は
紅葉に彩られた山肌と屹立する岩峰
ボランティアで放射線量の定点測定を続けているパトロール隊員さんと出会い
さくらの体毛の放射線量を測ってもらったら、もちろん👌良かった
最高峰の東物見台(望洋台)近くからは太平洋が見えた
ほとんど真下に向かって駆け下るさくら。怖くないのかなぁ
下山途中に出会った福島の山レディさんたち。
被災地巡りのさくらに感激し、元気な旅を続けてねと励ましてもらった
さくらを待ちわびている山友さんに会いに白河へ急ぐ
山友さんは祭り衣装などを作ってくれていた
同じ顔のさくらなのに衣装の色によって、それぞれ雄と雌に見えてしまう( ´艸`)
山友さんに奥州三席の一つに数えられる勿来(なこそ)の関を案内してもらった。
ちなみに「なこそ」とは「来るな」という意味の古語と聞き、『津波よ勿来』と祈った
今回の山登りの最後は茨城県の奥久慈男体山。
奥久慈の奇峰とも呼ばれ断崖絶壁がつくりだす雄大な景観が魅力
高い所と岩登りが大好きなさくら
だからニコニコ顔
岩稜を一気に駆け下って下山
ついでに日本三名瀑の一つに数えられている袋田の滝に案内してもらった
幅73メートル、高さ120メートルで別名四段の滝と呼ばれる
観瀑台上部へのエレベーターはペット禁止なので、さくらは下の観瀑台から。
この袋田の滝で福島の山友さんと来年の再会を約して帰阪。
2011年の被災地巡り&東北の旅を終えた
終わり